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【台湾の面白い建物】傳統藝術文化中心

これは宜蘭県羅東にある現代建築です。設計は姚仁喜建築師、とてもモダンでユニークな建物を設計する建築家です。しかし,ここでは同じ建築師が台湾の伝統的な建築様式をモチーフにして、芸術文化センターを設計しています。

スケール感もちょうど良く、屋外の多くのイベントステージ、店舗が配置され、とても雰囲気の良いスペースに仕上がっています。ステージではアクションの派手な布袋戲や、伝統音楽のライブステージが開かれており、ディズニーランドの様なエンターテイメント施設といった様相です。
屋内にもステージが設えてあり、ライブの演劇や音楽が開かれています。僕の訪ねた日は国際音楽フェスティバルが宜蘭で開かれている時で、世界各国からのミュージシャンが集い、それぞれの国の音楽を披露していました。

この施設は、国のこのような文化施設を宜蘭にも設けて、観光振興の一助となる様に工夫されている様です。宜蘭からでも車に乗って30分ほどのところにあり、立地条件としては決して便利ではありませんが、とても雰囲気の良い外部空間が設えてあり、伝統芸能も楽しめます。
是非日本の観光客にも足を伸ばして,見学してもらいたい施設ですね。

芸術文化センター

この戲台では伝統音楽の演奏をしていました。
新しい建物の外観も赤煉瓦をあしらって、街並みに合わせています。
元々沼沢地の敷地なので、この様なランドスケープデザインがされています。
新しい建物ですが、街路樹もしっかりしています。
ウッドデッキとガラスで構成されたモダンな建物もあります。
これは樋が気になりました。この様な外樋は現在は好まれません。ことさらに古い建物の様に設えています。
通りにこのピンクの布が良い雰囲気でかかっています。客家のデザインモチーフです。
ポスターを古い時代のものを使っていました。
この街並みだけ見ると、とても新しい建物には見えません。
確認していませんが、この廟も新しい建物でしょう。
大きな建物は劇場と、展示施設でした。
水蒸気の噴き出るアトラクション。
アートワークも面白かったです。
街並みのデザインとしてもよくできています。
展示施設の螺旋階段。
この様な水盤を使ったデザインは、台湾では現代建築ではあまり見ません。古い街並みをつくるデザインの一環といして採用されているのでしょう。
赤煉瓦の壁をアクセントとして使っています。

宿泊エリア

ここは宿泊エリアです。低層の宿泊室をコテージ風に個別に建てています。
宿泊施設の様子。
ランドスケープも昔の村の小道といった設えです。
宿泊施設のエントランス


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