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Ubike1.0と2.0

台湾で日常的に使われる様になっているシェアサイクルUbikeですが、今はUbike1.0と2.0が使われています。

専用の停車用ポールに停めてください

日本から来てこのUbikeを申請することもできますので、実際に乗った方も少なくないと思います。この1.0と2.0はハードウェアが異なるので、1.0は1.0の2.0は2.0のポールに停車させないといけません。下記の様に区別の仕方が説明されています。

Ubikeの説明ボード

専用のポールに停車するようお願いします
ロゴ
:右肩に無線通信を表す電波の模様があります。
配色:1.0はオレンジと黄色、2.0は白と黄色の配色になっています
専用の停車ポール:1.0は一本のポールに2台、2.0は一本のポールに1台停車できる様になっています。

こう書いてあるのは、実際に乗っている際にどちらのUbikeかきっちりと認識把握しておかないと、下車する際に停車できないからです。実際、僕も自覚のないままポールまで来て、あ、ダメだとなったことが何度もあります。
この1.0と2.0で、2種類の停車エリアが混在しているのは全体の半分以下で、ほとんどの場合二者択一です。ですので自分の乗ったUbikeと同じタイプの停車場を選ばないといけません。

Ubike1.0の停車場

Ubike 1.0

1.0と2.0の混在している停車場

Ubike 1.0と2.0

Ubike2.0の停車場

Ubike 2.0

Ubike2.0のメリットは?

ここまではUbikeのユーザーは皆知っていることです。では、このUbike2.0では、何が改善されたのでしょう?

乗る方にとって、この2種類のUbikeは余り違いがない様に感じられます。
上の説明の他に、一時停車する場合の鍵の掛け方も違います。1.0では実際に手動でかける鍵がついており、それを身につけて自転車から離れることになりますが、2.0では鍵のスティックを差し込む様になっていて、解除する際には悠遊卡を使います。
とは言え,このことも使い勝手としてはあまり変わりがありません。

この2.0になって変わった最大のメリットは、Ubike2.0では停車ポール側に電源を準備しなくて済む様になったことなのだそうです。Ubike2.0では、管理用のツールは自転車の方についており、電源はその機器についている太陽電池です。従ってポールの方には電気で駆動させる部分がない仕組みになっています。
この様にすることで、停車用のポールは置くスペースだけ準備すれば良いことになります。Ubike1.0では、停車ポール側に電源を用意する必要があったので、設置の際に屋外外部の床仕上げの中に電気配線を這わせ、分電盤からポールまで配線する必要がありました。そのため,工事が複雑になりそのために設置が嫌がられるケースが多々あったそうです。
そういった設置の際の用地提供者のバリアーを下げることが最も改善された点なのだそうです。

そして、今現在Ubike1.0は徐々に2.0に置き換えられています。1.0は既に役目を終え、退役。今後は全てが2.0になるのでしょう。
ですので、この2つのUbikeがある場合には、これからは2.0の停車ポールの方が多くなるはずです。今後はUbike 2.0の方が使いやすくなるでしょう。

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