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台北で詐欺にあった話

しばらく前ですが、こんなことが起こりました。油断してるとこんな目に遭うことがあるよという意味で、僕の失敗を紹介します。

おかしなタクシーの運転手

夕食をした後に、安和路から林森北路までタクシーに乗りました。僕の中国語が訛りがあったのででしょう。日本人の中国語はああだこうだと意見をされました。
そのほかに、運転手との会話に、今思うといくつかおかしなことがありました。一つは、やたらと100元札の束を見せていたこと。もう一つは給料はいくらか聞いてきたこと。あまりないやり取りだと思い、やり過ごしていました。

メーターは230元だったので、300元を渡してお釣りを貰おうとしました。ところが、100元札が沢山あるので1000元で払ってもらえないかかと言われました。そしたら200元でいいですよと。
言われた通りに1000元札を渡したところ、お客さんこれは100元札ですと言われました。おかしいなと思いましたが、そうかなと考えてあらためて1000元を渡して初めの300元を受け取りました。そして、その後800元を受け取りました。
領収書を下さいとお願いしましたが、案の定車の領収書の機械は壊れていると断られました。ちょっと変な運転手さんだったなと思いましたが、ないものは仕方がないのでそのまま車を降りました。

お金が合わない

しかし、家に帰って家計簿をつけると、どうしても金額が合いません。900元少ないようなんです。今日の支出額をどう思い返しても、どうしてもこんな大きな金額の差が出るはずがありません。
そして思い当たりました。どうもこの時に運転手に手品の様に1000元を100元に変えられていた様なのです。そう考えると、この運転手の不思議な挙動はしっくり来ます。100円札の束を沢山見せたのは、手元に100元札が沢山あることを信じさせるため。日本人だと確認し給料は幾らかと聞いてきたのは、僕の財布にどれくらいのお金が入っているかを確認するため。そして、カモだと確認するとこの詐欺を実行するのでしょう。

油断大敵

台湾では、ここしばらくそんな目にあったことはなかったので、すっかり油断していました。台湾は、やはり日本ではないですね。こんな心理劇と手品を組み合わせたような詐欺に遭って、逆にすっかり感心してしまいました。

実質、騙し取られたお金は、900元だから4500円程度です。安い授業料だと思い、皆さんに注意喚起のために報告します。

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