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多摩川釣行記 #5

釣果:1(スモールマウスバス 40~45 cmくらい,7:15)
ルアー:2.7 gスプーン(シルバー)
釣行時間:05:40~07:30
水温:23.5℃(5:40時点)
天気:くもり一時晴れ
気温・風:23℃・北3m(体感的には微風)
ポイント:丸子橋と二子橋の間

昨日ウグイが釣れた本流とワンドとの合流ポイントを1.8 gのスプーンで丁寧に探るが,アタリすらない。相変わらずハヤの子どもが浅瀬に群がっているが,スプーンを近づけても全然興味を示さない。昨日はしつこくチェイスしてきたのになぜ??ちなみに,5:40の時点でも小魚の魚影を確認できたので,単純に薄暗い時間では水中が見えにくかったためだと思われた。

ワンド内ではおそらくコイと思われるボイルや波紋が時折立つが,ウグイの姿はない。やっぱりある程度流れのある所に大きな個体はいるんだろう。昨日の考察を検証するためと,瀬を攻略したいという思いで今日は本流を攻めることにした。いつものポイントより少しだけ上流でやってみた。

いつもメインで使っているスプーンは2.7 gで本流を攻めるには軽すぎるだろうと思い,7 gのスプーンを試してみた。個人的に,ウグイを狙うサイズとして7 gのスプーンは大きすぎると思うけど,本流の流れに負けない重さを優先した。それでも,うまく泳がない。おそらく流れが強すぎる。それに7 gのスプーンで釣れる気がしない。これは単純に大きなシルエットのスプーンで釣ったことがないから,気持ちの問題だと思う(それでも,釣れる気がするかしないかは大事な要素だと思う)。

途中,トップウォーターを試したりもしたけど,自分の釣りの方向性が迷走していることに気が付き,再度3.5 gのスプーンにチェンジ。ポイントも変更して,本流でももう少し流れの緩やかな場所に変更した。3.5 gのスプーンを投げていて気が付いたことは,軽くしても重くしても,スプーンが適正に動くためのリーリングスピードはそれほど変わりがないということ。重さは攻めるレンジのために必要なのではないかということ。つまり,ボトムを攻めたければ,重たいスプーン,表層を攻めたければ軽いスプーンという感じ。ポイントは全体的に浅かったので,3.5 gのスプーンでは底をコツコツと叩いてしまう。そのため,再度2.7 gのスプーンに変更。

スプーンを本流脇に投げて流れに乗せながらリトリーブし,ターンしてくるところでリトリーブを止めてゆっくりドリフトするイメージで,何度かキャストを繰り返す。この時点で7:00を過ぎていて「今日はボウズかな」と思っていたら,ガガンッといロッドが絞られる。コイのような重量感だが,よく走る。そして本流の中でも時折ジャンプを繰り返す。「なんだ?シーバスか?」と思いながら慎重に寄せる。弱ったと思っても急に下流に走り出す。ようやく魚体が見えた時,スモールマウスバスだということに気が付いた。多摩川では最近スモールマウスバスが増えているという。ファイトは面白く(個人的にはコイとシーバスの中間のような感じ),ルアー釣りのターゲットとして人気が出るのはうなずける。それでも,心中は複雑。魚に罪はない。元気なうちにリリースしてあげた。

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スモールマウスバスは駆除対象魚となっているらしく,釣った場合はリリース禁止となっている自治体がある。僕が今回行った釣り場は該当しないため問題ないが,今後どうなるかは分からない。

それにしても,この数回の釣行でスプーンではいろんな魚が釣れた。スプーン釣りの楽しさの一つに何が釣れるか分からないという側面がある。これはエサ釣りをしている時の感覚と似ている気がする。釣り人の志向だとは思うけど,人によっては狙った魚種を専用のルアー(厳密には専用ではないけど,メインターゲットがある程度絞られている)で釣ることに喜びを見出す人もいる。それはそれで,いいと思う。でも僕の場合は何が釣れるか分からないというワクワクした要素は,結構大切。基本的にはウグイをターゲットにしているし,ウグイの調査を目的にしている部分もあるから,予想外の魚が釣れることは素直にうれしい。

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