コンセプトが決まると、すべてが動き出す
こんにちは、ほりごめです。
ぼくたちが毎月開催しているトークイベント「mass×mass cafe」。
3月は元DeNAで、現在はスタートアップの創業メンバーとして活躍している浅岡さんにゲストとしてお越しいただきました。
ぼくは別のイベントがあり、参加できなかったんですが、終了後の野毛のお店で合流して、そこでお話ができました。
浅岡さんの新規プロジェクトの立ち上げるプロセスの話を聞きながら、「ビジョンとミッション、コンセプトをどう決めて、浸透させていくかが大事だよなあ」と感じました。
会話のなかで、浅岡さんがチームでコンセプトづくりをするときに参考にしたという1冊を紹介していただいたのがこちら。
まさにいま、mass×massでもコンセプトづくりをしなきゃ!と思っていたので、すぐ手にしました。
「良い」ということ
コンセプトづくりのなかで興味深いのは、「コンセプトを考えるときに『良い』という言葉を使ってはいけない」というところ。
この本の中では「良い」を2つに分けて考えています。
それは、「既知の良さ」と「未知の良さ」です。
既知の良さ
→ユーザーも作り手も、その良さ自体や良い理由を直感的に理解できるが、実現するには無限のリソースが必要になる。
未知の良さ
→ユーザーはその良さ自体がうまく表現できず、他メーカーも追従できない。実現するには「リソース以外の何か」が必要になる。
そのリソース以外の何かこそがコンセプトだそう。
そして、もし「既知の良さ」を売りにしてしまうと、資本力のある大企業が勝つレースで勝負することにもなります。
コンセプトをつくるときに、「良い」という言葉をつかうと、それは「既知の良さ」を帯びたコンセプトになってしまう。
これは非常に鋭い指摘で、重要なポイントだと感じました。
なぜコンセプトが必要なのか?
2020年がはじまって、ぼくたちもビジョン・ミッションを決めるための合宿をしました。
なぜ、コンセプトが必要かというと、それが決まると、ほかのほとんどのことが決めることができるからです。
デザインにしろ、接客にしろ、いまやるべき優先順位など。それらはたった数行のコンセプトがあるだけで、自然と決まっていきます。
それに共感した人が、僕たちのサービスを利用したり、仲間としてジョインしてくれたり、コラボレーションが生まれやすくなったり。
いろんな可能性を広げられるのがコンセプトです。
自分たちが大事にしていること、軸として持っていることはシンプルで、分かりやすく伝えらるようにしたいですね。
さいごに
2020年はコラボレーションや共創といった動きはますます加速していくと思います。どんな人たちと一緒にプロジェクトをつくりたいか。どんなことをしていきたいか。
コンセプトを持っているかどうかで、どんどん差が出て来るかもしれません。変化の速い時代だからこそ、忙しい日常のなかでも本質的な部分に立ち戻って「自分たちが本当にやりたいことはなんだろう?」と考える時間が必要なんだと思います。
ありがとうございました!
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