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パーセンテージを正しく表現できますか〜数学的なビジネス思考より〜

皆さん、こんにちは。
ホテルマンひろさんこと大岡啓之です。

この数日はビジネスと数学をテーマに書いております。
過去の記事はこちらです。

私はホテルに入社直後はウェイターとして社会人をスタート。入社3年目で社内異動で移ったのが経営企画室。財務諸表どころかワードやエクセルもわからない状況だった経験から、仕事で数字を簡単に理解するポイントをお伝えしています。

今日のテーマは「パーセンテージ」についてです。
皆さんはパーセンテージをどの場面で使ったり、目にしたりするでしょうか?

生活で触れるパーセンテージ

自宅でテレビをつければ、天気予報の降水確率で目にするでしょうし、自宅から出てスーパーやコンビニに行けば、消費税が8%、10%と消費税率が表示されていることもあります。

年が開ければ受験シーズンになりますが、「上位○%」と順位を数字で表すこともありますね

豆知識その1 降水確率とは何か?

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降水確率は読んで字のごとく、「雨の降る確率」なのですが、気象庁ではこのように定義をしています。

予報区内で一定の時間内に降水量にして1mm以上の雨または雪の降る確率(%)の平均値(%の下一桁は四捨五入)
降水確率30%とは、30%という予報が100回発表されたとき、その内のおよそ30回は1mm以上の降水があるという意味

降水確率50%という時は、50%という予報が100回発表されたら、そのうちの50回は1mm以上の雨が降るということです。

雨の降る地域や面積の確率ではなくて、本当に雨の降る確率なんですね。

豆知識その2 ホテルのサービス料

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先にスーパーやコンビニでの買い物時に消費税を計算することを書きましたが、ホテルのサービス料もパーセンテージを使いますね。

ちなみに日本のホテルで最初にサービス料を取り入れたのは帝国ホテル。
それまでは海外のホテルのようにチップ制だったのですが、ホテルには直接お客様と接客をしない従業員もいるので、平等になるようにというのが最初の発想だったようです。

ちなみにホテルのラウンジでメニューを見て、1,000円のコーヒーを頼んだつもりが、1,300円近くして驚いたことはないでしょうか。それもサービス料が加算されていることによるもの。

例えば、サービス料が10%、消費税が10%とすると…

1,000円+1,000円 × 10%(サービス料) =1,100円
がコーヒー代にサービス料10%が加算された状態で、さらに、

1,100円+1,100円 × 10%= 1,210円
コーヒー代+サービス料に消費税がかかるのです。

パーセンテージを正しく表現する。

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先ほどまではパーセンテージを使った計算を紹介しましたが、表現となると正しく使っているでしょうか?
例えば…

我が社の売上は対前年比120%増加しました。

これは、「頭痛が痛い」と行っているのと同じこと笑。

「対前年150%になりました」といえば1.5倍になったと理解できるのに、なぜかキリのいい数字でないと理解できない時があります。

そんな時は、自分の表現しようとする数字を紙に書いてみると、自分の数字に敏感になると思います。

今日はこちらの一冊の1節を参考にしながら書かせていただきました。

今回の投稿で数字で物事を考えるきっかけになれば幸いです。

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