「自分が書いた記事の優劣」の見分け方

今回の記事は、「クリエイターになりたい(或いは既になられた方)」が、とっくのとうに書かれていることでしょう。
ですが。
私のようなヒネクレ者は、他人から教えてもらうより自分で気付きたい人間ですので、「ドヤ顔」でこの記事を上げます。

とにかく、私の記事は読まれない。
「読まれないように」書いているからだ。
それでも「16人もの方々」が、私をフォローしてくれている。
いえいえ、自虐的な意味じゃありませんよ?
私は「すべてのブランドを捨てて」、ここで書いているんです。
それで16人もの方々が「気にかけてくださっている」というのは凄いことですし、奇跡的だとも思います。

有名芸能人に50000人(数字は適当だし、芸能人が書いているかも不明。比喩です)ものフォロワーが居るのを羨んだことはありません。
彼らは「ブランド(飾った自分)」でフォローされています。
沢山のフォロワー以外の人たちの眼にも止まりやすいだろうし、「スキ」も相乗効果で増えていくことでしょう。

「自己承認欲求」を捨ててみれば、「彼らは大変だろうなあ。『仮面を被った自分』の付加価値を、小銭(或いは、更なる自己承認欲求への渇望かも知れない)の為に書いているんだから」と思うようになる。
苦しくは無いのだろうか? と、仙人のような気分で心配してしまいます。

そんな私ですが。
結構、「自分のダッシュボードを分析する」のは大好きです。
お恥ずかしい話。
最初の頃は――。お察しの通り、「どんな記事が、どんな人に好もしく思われるんだろう?」という不純な動機からでした。
「スキ」してくれた人のプロフィールとかも読みに行ってた。
※「ネットストーカー」の資質を持ってますよね(苦笑)
ですが、「読んでくれた人間の数」と「その人が私に共感してくれている」かは別の話です。
あれ? コレって、どうなんだろう?
そもそも読まれている人の数で、一喜一憂している自分ってなんなんだ?

そして、「ダッシュボードの分析」に「楽しみ」を見つけ出した。
もう、使い古された事実で何度も書かれてきたことだろう。
「有料」で売っている人も、居るかも知れない。
だが残念! 俺は、無料でノウハウを教えちゃうもんね~。
わーいわい。
げふん、気を取り直して――。
だが、この発見は「俺の手柄」なんだよ、チミ達。
ノウハウ記事を読んだ方々よ、「何を今さら」と言わば言え!
君たちと違って、俺は「俺自身で気付いた」んだ!
そして、それは俺の「天才性」に他ならないんだ。
そこだけは、絶対に譲れない部分なのだよアケチくん。

本題に戻りたいと思いますね。
まずは「上げる時間」、これね。
想定読者が「いつ」「どこで」「何を使って」、この「note」の記事を読んでいるか? を想像してみようじゃないか。
俺は「毎日が日曜日」な人だから、「『五秒間で起こったこと』に動機付けする思考」をするために、「半日、思索に耽る」という高等な娯楽に身を投じて、新たな発見で毎日を楽しんいる。
そんな「思索」の中で、「これは凄い!」と自画自賛できるようなこと。
「こんなつまらない事象でも、表現を変えると読めるものにできる」という事実を「note」に書いている。

昔は「喋るスピードで文字が打てた」のに、今は手の動きが当時とは違うので、流れるようなタイピングをすると同じタイプミスを何度でもする。
「という」と打つ時に、「おちう」と打ってしまって、慌てて消して打ち直しても「おちう」になってしまう。
この体験も新鮮で、笑ってしまった。
「おちう」って、アイヌ語で「セックス」のことやんけ! などと考えながらね☆
今は、意識して文字を打っているから、当時の半分くらいのスピードだと思う。タイプミスを直す方が「ストレス値が高い」から、やむをえまい。

で、上げる時間ね。
「会社(学校)の退勤時間に上げると読まれ易い」という結論に至った。
これは何故か?
この「気付き」は、私をフォローしていないけれど連続で「スキ」を私の記事に付けている方に教わった。
私の記事の文量から鑑みるに「読んでから『スキ』を付ける」には速すぎるスピードで「スキ」が連続して付いていく。
「想像力が足りなかった私」は、最初「読まずに『スキ』をつけるとは、けしからん!」と、「サザエさん」に出てくる頑固爺さんのように思っちゃっていた。(恥ずかしいけど、「フォローすれ!」とすら思っていた)
でも、「それは違う」って閃いた。

彼の人物像を、自分なりに想像してみた。
まず間違いなく、彼はスマホで「note」を見ているだろう。
そして。退勤がてらに「note」を開き、気になる記事に「スキ」を連続してブックマークするのだ。
電車の中は「ノイズ」が多い。
読む時は、家でリラックスしながら読みたい(PCなら、なお良い)。
そう考えが至った時に、途端に私にとっての彼は「私と同じシングルタスク型で、合理的でフォローしないで無手勝流で自在に『note』を泳ぎ回る自由な読み手なんだ!」と、尊敬の念に変わった。

多分、彼のような人間は稀有だろう。
だが。退勤時や通学の帰りの時間は、皆にとって「勿体ない」時間なのは事実だろう。
だから、「note」の読み手は「スマホ利用者」の方が多い
そして、「通退勤時(或いは登下校の時間)」にチェックすることが多い

読んで欲しい想定読者が帰宅部の高校生だったら、15:30くらいに記事を上げるのがベターでしょう(部活している高校生なら18:00くらい?)。
一流企業のサラリーマンに読まれたければ19:00くらいで、忙しいサラリーマンなら22:00くらいかな?
最大公約数的に言えば、「18:00~19:00くらいに上げると、皆に読まれやすい」ということになるでしょうかね? 夕飯の時間は考慮に入れてませんので、気になる方は「トライ&エラー」をしてみると良いと思います。

まあ。俺だって、一日空けてストックを作れば「18:00~19:00」に記事を上げることは可能です。
でも「読まれたくない」自分の弱さは克服できていないので、こっそり書き上がった時間に上げます。
それもまた、一つの方法論です。

はい! タメになるお話は、ここで終了です。
ここからは、「ダッシュボード」で遊んだ経験を書いていきます。
全然ためにならない駄文なので、閉じてもらって結構ですよん☆

えーと。
一回、実験的に「社会問題化してる病気」について記事にしたんですよ。
面白おかしく、ね。
家人には「やめとけ!」って止められた。
これは「不謹慎厨」の攻撃対象になりかねない、危険な遊びでした。
「炎上案件」になるかどうか、物凄く留意して文章を組み立てました。
短い記事ですが、6000文字以上の普段の記事より時間を掛けました。

結果。
案の定、普段の三倍以上の人に読まれました。
読まれている母数が少ないことで、逆に分かることもあるんですね。
予想通りでした、うん。
プレビューやタイトルで「ふざけた文章」だと分かるようにしていたにも関わらず、です。
でも。それに「スキ」を付ける、勇気ある人間は居ない。
「スキ」がゼロなのも予想通りでした。
結構、真面目に「大切な部分」を太字にしたんですけどね。
納得された方も多いはずだと思う。

それじゃあ、ダッシュボードで一気に「一番読まれている記事」になっているんだろうな? と思ったら、ここでビックリした。
「想定外の事実」が分かった。

「『該当記事』は、40人くらいにしか読まれていない」という事実。

これは異常です。
パニックに陥りました。
「え! なんで? 『旬』の話題だから読んだんじゃないの?」
多分、違うんです。
「知らないことを知っているかのように書いてみよう」と書いてあるのだから、血眼で「本当の情報」を探している人が読む訳がないんです。
ここで、新しい「気付き」を得ました。
そう!
「スキ」をしないで読むスタイルの「幽霊読者(造語)」の動きが想像出来たんです。

40人の方々が、「なんじゃこりゃ?」という気持ちで、私の記事を読む。
「わはは、コイツばっかでぇ」と思う。
ちょっと他の記事も覗いてみるか、という行動を取るんです。
そして。プロフィール記事も読んでませんから、「あれ? コイツ真面目な事を書いてる。ツマンネ。じゃ、これは?」って、四つくらいの記事を読んだんだと思います。 
私は一貫したことは書かないです(というか一貫しているのだけれど、文体を変えて「そうと思わせない」ようにしている)からね?
不本意ながら私は、「騙して読者数を増やした」ということになります。
これは私だけに適用される方法論(規模としてはミニマム)ですが――。

全然意味がないけど「一貫していない方針で記事を書いている人が、『旬のキーワード』の記事を書くと読者が一時的にではあるが数倍に増える」という事実です。
相手は「OK! ブラクラGET!(ガガガガガ……)」(流石兄弟)状態ですからオススメは出来ませんが、「幽霊読者」の行動原理が分かった有益な情報でした。

さ。
やっと、表題に取りかかれます。
「いつ書くねん! このボケナス!」と思っていた方は申し訳ありませんでした。
よくやるんですよ、俺。
「読者に苦行を強いてみたらどうなるか?」的な文章を。
実際は。最初から脱線して、気付いた時には3000文字超えてた! ってのが真実ですけどね。テヘペロ☆(可愛く振る舞えば許されると思っている下衆い人間なのです)

まず。
「ダッシュボード」は目安でしかない! と、ココに宣言いたします。
一回、「総読者数が減った」という不思議体験をしたからです。
※面白くなってから、ダッシュボードのDATAを記録しているので間違いないです
他にも「フォローが勝手に外れる」とかの不思議現象も起こってるみたいですね?
数字至上主義の方々には由々しき問題ですが、私にとっては「誤差の範囲内」なので気にしません。

それに「note」の運営側に文句を言うのも筋違い。
私がここに来てからの40日間で、「書き手を意識した」マイナーチェンジはどんどん進んでいます。目覚ましくユーザビリティを上げてきています。
その一つである「下書きの頻度」については、PCパワーが弱い私にとっては「しんどい」部分があるのは事実。
でも、下書き保存してしまえばパフォーマンスが戻るので気になりません。
むしろ、エディタを使っている時に不満を感じさせない仕組みに感心します。書くのが重くなったら地獄ですからね。

「記事の価値」についてですが――。

■「スキ」で測る

下記の二つで、どっちが素晴らしいか? という「貴方の解釈」によって、差が出てきます。
・2000人に読まれて、「スキ」が100個付いた記事
・10人しか読んでいなくて、「スキ」が8個の記事

前者は「芸能人型」と今、名付けました。
大多数(いや、ほとんど)にとっては、これが優秀な記事でしょう。
もっとミニマムに考えれば「ハートの数」でソートを掛けて、一番「スキ」の数が多いのが「良い記事」ということになる。
そこから先述した「アップする時間」とかも加味していくと、想像は膨らみます。
「この時間帯に上げた記事」が「スキ」が多いな、とか気付けるでしょう。
読み手の母数が多ければ多いほど、このメソッドは有効活用でき、さらに多くの人に読まれる記事が書けるようになるでしょう。

後者は「メッセージを伝えたい型」と今、名付けました。
私は、こちらの極北にいると思います。
「伝えた過ぎて、不愉快な表現すら使う」という、「究極のツンデレ」だからです。人、それを「ダブルバインド」と呼ぶ――。
読まれた数を「スキ」で割ることによって、「伝わり指数(造語)」が分かるようになるでしょう。

もっとも。
書き手の考え方によって、これすらも別れてきます。
例えば、女性が自分の肉体関係を書く「赤裸々系」の文章。
これは、結構「スキ」が多い印象を受けます。
恐らくですが、男性の「スキ」が沢山付くでしょう。
流石に他人の文章まで分析する余裕はありませんから、憶測ですが……。
この場合の男性側の心理は、「うひゃー。もっと、若い女の子の口からエロい情報を得たい!」というリビドー的な感情の「スキ」です。
本当に伝えたいターゲット層が「女性だって、自由に書いて良いんだよ!」だった場合、齟齬が生じています。
それでも。
女性の「スキ」の数は変わらないでしょうから、構わないと言えば構わないのです。
「(自分を含めた)下衆い男たちの思惑」に気付いてしまい、「私が」不快になってしまうだけです。
これは個人の考え方ですので、どっちが正しいということはありません。
因みに。
私の「伝わり指数」の高かった記事は、「『ポリアモリー』を正しく定義づけよう(として失敗)」です。
母数は少ないですが、25%以上の人が「スキ」してくれました。
これは数字だけであって「高額商材を売る人」の数字も含みますので、そこから先は自分がどう捉えるか? です。
まあ、ニッチでタブー染みた話題だったからでしょうね?

■「読まれた数と期間」で測る

ダッシュボードのタブで、「週」「月」「年」「全期間」という項目がありますよね。
ここでも、記事の価値が図れます。

単純に「『全期間』で、多く読まれてるのが良い記事」と思わない方が良いでしょう。
恐らくですが、「note」には「初期に著者のモチベーションを下げない為のブースト機能」が実装されているんだと思います。
カラクリは、(予測ですが)「貴方の閲覧履歴からのオススメ」とかに載りやすいんじゃないかな? と思います。
私は特殊で、10日間で400記事上げた人ですからね(日記の引っ越し)。
いきなり、100人以上の人に一つの記事を読まれました。
その記事は、私的には全然面白くない。
しかも「エロゲ―して何が悪い」的な記事です。
その記事が、何かのブーストに引っ掛かったようです。

「ええ! これが?」と思いました。
実際に「スキ」の数は現在でも一個しかついてません。
ただ、読まれてるだけ。
初期の私は、大いに戸惑いました。
「え? これがクリエイターを目指す(もしくは「読み専」)人たちが読みたかった記事なの?」って思いました。

まあ。全部上げ終わった時期には収束してましたので、「その記事」を超える事を当面の目標にしました。
「固定された記事」に、「好きな音楽」とかを置いてみました。
少しだけテコ入れはしましたが、「一つの記事」で読まれた総数がブーストされた記事を抜くのに、二週間を要しました。
「Twitter等で宣伝することを潔しとしなかった」自分が原因ですけどね。

ここで。最初に戻って、「期間」を切り替えて表示させてみます。
その時、不思議なことに気付きました。
古い記事で、全体でも上位に入っているが週間でも上位に入っている場合です。これはビックリしました。
「じわじわと読まれ続けている」んです。
ユニークアクセスじゃないとすれば、「同じ人が何度も読んでくれている」ということです。
ユニークアクセスだとしたら、仕組みは分かりません。
「スキ」した人の「スキ」から来るのか、「このクリエイターの人気記事」に表示されるのか?
そもそも「人気記事」も「これが?」って思うことがあるので、本当に分かりません。
こういった「じわじわと読まれ続ける記事」も、優良記事だと私は思っています。
極端な話をすれば、一年前の記事が週間のTOP3までに残っていたら、奇跡的だと思います。「俺的ノーベル文学賞」を上げたいです。

結局は、人それぞれの価値観の違いです。
人間の「認知」は、誰一人として同じではない。
「正義」なんて、どこにもないのです。
だから。
商業ライターの人たちは、一方向に収束されてきています。
広告バナーなどの煽り文も、画一化されてきています。
「アイドルのノーバン始球式」とかね。

ご丁寧に、成功したライターの方々が「こう書けば売れるよ!」と方法論を公開しているからだと思います。
親切からの行動であることは重々承知なのですが、私は「同じような宣伝文句」を見ていると気分が悪くなります。
「これは、AIが書いてるんじゃないか? あまりにも同じ法則で書きすぎている……」と思ってしまいます。

脳内CPUファンの「ブーン」て音が聞こえ始めると、光景が見えてきます。
そこは「画一社会」で「ディストピア」です。
ベルトコンベアの上を流れていく人間。
少しでも「規格」から外れた人間は、横から出てくる「棒」でベルトコンベアの外に弾き出される世界――。
とても気分が悪くなる想像です。実際に頭の中で映像化されてしまうから、凄く怖くなります。怖い……。

でもね。
そんな時の対処法も、ちゃーんと知っています。えへんぷい☆
昔、スパムメールが社会問題化してた時期があったじゃないですか?
男性向けだと「高級マダムと素敵な交際。一日で20万円」とか、そういう表題のメールです。
私はスパムメールの中にも、「中の人」のセンスを問います。
一番に秀逸で有名だったのは、「主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。」というスパムメールでしょう。

話には聞いていましたが、自分に届いた時には小躍りして喜びました。
内容も最高です。知らない皆さんには、一読をお勧めします。
そして。
私自身に送られてきた、秀逸なスパムメールでの第一位は――。
「このままだと、処女を犬に捧げてしまいそうです」という表題のスパムメールです。
※携帯変更で失われたメールなので、タイトルは違うかも知れませんが、内容は覚えているので書きます。検索で、このスパムの亜種は発見しましたが、私がもらった内容が一番キャッチーだと思います)
思わず、中を読みたくなりますよね?
で、内容(年齢とか犬の名前は適当です)。

「私は、もう37歳になりました。性的なことには興味があるのですが、おくてで男性との交際経験もありません。最近、飼っているジョン(オスの大型犬)が、私と接する時にピンク色のペニスを露出させていることに気付きました。腰を振って押し付けてくるのです。それを見ていると、自分の奥が疼いてくるのが分かります。先日、寂し過ぎて一緒の布団で寝た際に、ジョンが私の下着の中に鼻先を突っ込んでベロベロと舐め回しました。私は、その時に初めて「女の悦び」を覚えてしまいました。このままだと、私は早晩ジョンとイケナイ行為をしてしまう気がしてなりません。せめて『最初くらいは人間の男性と』と思いメールを差し上げました。下のURLから――(以下略)」

もうね、最高!
「オオアリクイ」に対抗する気が満々だな、おい!
もう面白くて面白くて、URLを削って友人にメール転送しまくりました。
全員ゲラゲラ大笑いしてました。
※調べてるうちに「信じられないかもしれませんが、私はチンパンジーです」というスパムメールも見つけました。初見でしたが、死ぬほど笑えます)

こういう訳で。
社会通念的には「悪」と言われている、「スパムメール」で癒されている自分もいます。
先ほどまでの燻った気持ちは、チンパンジーで吹き飛びました。

――皆様も、良い「イケモンキー」ライフをお送りください。

タメになるコトは書けていませんが、サポートいただけたら励みになります。よろしくお願い申し上げます。