天神ケープタウン

部屋に落ちていた文庫本。
あまり見かけないブックカバーだなと思い、手にとってみる。
パラパラとめくり最初に入ってきた一文が「いや…奥様ばかりじゃ、いやです。弘樹さまっ、絵梨香も泣きたいですっ!」でした。
あぁ、官能小説かぁ。
淫らなメイドさんが出てくる官能小説は少ないので、とっておいたのでした。うん、自分でも忘れてた。
こうして。
過去を、しみじみと振り返るキタナカさんはステキだと思いますよ?

そんなこんなで、小説繋がり。
誰かに勧められていた森博嗣さんの著作「人形式モナリザ」を読みました。
裏表紙に書いてある「ラストの一行で、読者を襲う衝撃の真実!」と書いてあったから買ったのですが。
それほど衝撃を受けなかった俺は、学がないのでしょうか?

しかし、この森博嗣さん。
国立某大学の工学部准教授(当時。今は知らぬ)だそうですが、相当マニアックな人だと思います。

出てくる登場人物が、中々にして狙っているのです。
女装マニアの大学生やら。
便利屋にして探偵やら。
自称科学者の超然とした女性やら。
関西弁の、活発な女の子(ちょっと不器用)やら。
関西弁の、活発な女の子(ちょっと不器用)やら!

あぁ、香具山紫子たん可愛い…。
あまり活躍しないけど。

ストーリー全般には言及しません。
ネタバレは推理小説には御法度ですから。
どっちかっつと「心理小説」って気がしないでもないですけどね、コレ。

――単に、関西弁が好きなだけなんじゃ?

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