雑感サムネイル

「一揆」に成功はない。
国を転覆するなんて不可能だ。
「あぁ、これくらい税率を上げると民衆は怒るのだなぁ」と思わせるのが、関の山でしょ?
そんな一揆の首謀者とされる人物は、さぞかし立派な人なのでしょう。

そうなん?
村の寄り合いにも参加しない問題児を、首謀者に祭り上げたりしてるんじゃないのかな?
「えぇい、アイツなら村から居なくなっても誰も困らねぇだ」とかそんな理由で選ばれてそう。
多分……、そうだと思うんだけどなぁ。

ジャンヌ・ダルク。
「フランスの聖女」と呼ばれる彼女。
イギリスに侵略されたフランスにおいて、単なる村娘の彼女は神の啓示を受けて国王の下に……。
とかそんなんだよね、ね?
いや、だから歴史(特に世界史)は詳しくないんだってば。

はたして。
「彼女は、本当に聖女だったのでしょうか?」
いや。
「歴史の英雄」を冒涜するつもりはありません。
メディアで語られるジャンヌ・ダルク像は、どうにもとっつき難いのです。
漫画のキャラクターみたい。
具体的に存在を想起しようとすると、漫画の絵にしかならないのです。
オシッコとか、しなさそうですよ? 彼女。
どうなんでしょう?
いやいや。
聖水の話じゃなくて、聖女の話。

まず。彼女は、確実に「巻き込まれ型」の人間じゃない。
自ら、国王に売り込みに行った訳ですから。
それでは、彼女は香具師の類でしょうか?
「神の啓示を受けた」と、侵略の危機に際した国王を篭絡するために現れた悪女のイメージ。
当時の世相を考えると、メリットよりもリスクの方が高いような気がしてなりません。
しかも。
彼女は二十歳前に死んでいるはずなんで、裏で糸を引いている悪党が居たのでしょうか?

もっと単純に考えましょう。
彼女は、きっと「神の啓示」を本当に受けたと信じていた。という仮定。
そもそも、キリストが侵略者を殲滅する啓示を与えるかどうかは甚だ疑問ですが……。
「左の頬を叩かれたら、右の頬出せ」というくらいのMっ気タップリさを発揮してますからね、彼。

私が思うに。ジャンヌちゃんは思い込みが強い霊感少女だったんじゃないでしょうか?
クラスの窓際、柱のある所の席。
休み時間になるとタロットを出して、クラスの女子に占いをせがまれる。
「私、人のオーラの色が見えるのよね」とか突然言い始めてビックリさせたりもする。
得意げに雑誌「ムー」とかを読んでる。
「前世」の話とかを語りだしちゃう。
国語の朗読で、妙に情感たっぷりに読み上げて失笑を買うような少女。
そうか、ナカイミサ(仮名)ちゃんか!

そう考えると。聖女として今まで認識してきたジャンヌちゃんが、途端に身近に感じられるようになりました。
私自身についていえば――。
ちょっと、そういう女の子は苦手だというコトにも気づきました。。

――ジャンヌちゃん「キタナカ君はオーラが灰色。いいコトないわ」

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