出力方法の違い

「まったく! 文字を打たずに音声配信だと? けしからん!」
そう思われる方もいらっしゃいますよね?
しかも、音声はエフェクトがかかっていて聞き取りづらいですし。
バックでイージーリスニングな音楽もかけずに、ただ戯れ言を垂れ流すだけだし意味がない、と。

私はですね。
今、「出力」について学んでいるのです。
美少女キャラのアバターを使って、音声とミキシングしてTwitterで上げたこともあります。「喜多仲ひろゆ」としてではありませんけどね。
「お前の決意は、どこへ行ったんだ!」と言われてもしようがないです。
でもね。
これだけは言っておきたいんですよ。

「一発撮りの音声配信」と「文字を打つ」のと、どっちが時間がかかると思います?
実は、音声配信の方が時間がかかるんですよ。
5行程度「話すこと」をメモっておいて、アドリブONLYで約20分間でおさめるのって結構、大変なんです。
セリフを大幅にかんでしまったり、尻切れトンボになったりしちゃうんですよ。困ったことに。

ちょっと恥ずかしいんですけど。
テイク5まで録音した場合に、かかる時間をお教えしましょうね。
「20分*2=40分」。
これが、1テイクにかかる時間です。
もちろん、録音途中で「これはアカン」と思って中断するケースもありますから一概には言えませんが、5回やったら3時間以上かかるんです。
内容が、陰鬱な方向に流れていった場合もボツ。
複数の声を使った場合に、音声をモニタリングしていないので全編を収録してから声を間違えていたこともあるんですよ?
出力先を仮想オーディオにしてて、無音のDATAを作ってしまったこともあります。

実は。最近は「完全に文字でシナリオを起こして」から読み上げているんです。違う時もありますけどね?
アドリブは確実に入れますし、文字数が同じでも話すスピードで尺が変わってきます。
大体のところで、4500~5000文字になります。
これが「19分間のしゃべり」の情報量です。

一見、全編アドリブの方がラクそうに思えるでしょう?
逆です。
読み上げてアドリブを挟む方が、全然ラクなんです。
文字ベースだったら何度でも書き直せるし、リテイクは皆無。

5000文字打つ手間に関しては、最近は控え気味の「喜多仲ひろゆ(中の人)の現在」のマガジンを読んだことがある方なら分かると思いますが、苦痛じゃありません。
私は、打つ方がラクです。
アドリブ一人雑談で「時間が無駄になった」感があると落ち込むんですよ。
確実に、「アドリブで19分間」喋る方がストレス値は高いです。
音声編集ソフトがあれば、楽かもしれないですね?
ですが。
私は「実験」を行なっているので想定外の出費はしたくないですし、声で金を稼ぎたいとは思っていないですからねえ。

文字を打ってもですね。
一言一句まで同じことは、言いません。
「その文字を上げれば記事になるんじゃない?」と思われる節もあるかもしれませんけどね?
対話形式の記事も、昔の日記(ハッシュタグ「#蛤日記」)では散見されますからね。

でも。ラジオ用に書いた文字は、文字で読まれると薄っぺらなんですわ。
音声で流し聞きするには、情報を詰め込みすぎると聞いていて不快だと思いますよー。
なるっべく、軽薄に書きます。
実際のところ、先述の通り「テキストエディタで5行」の話を20分かけて話しているんです。
そうしないと、聞く側が苦痛なんですよ。
まあ、話がグダグダになるから結局、文字を打つ方にシフトしていったわけですけどね。

アバターも加えてみると、少し事情は変わってきます。
私自身は「VTuber」を目指しているわけではありませんが、VTuberな方々の配信を視聴すると、グラフィカルな面が押し出されます。
可愛らしい女の子のアバターが、アニメ声で話しています。
※実際に、声優さんの卵の女性だったりするんじゃないでしょうか?

お尻を振ってみせたり、ウィンクしてみせたりするだけで、20000円とか落とす人もいます。
私が視聴していた5分間くらいの間に、100,000円以上は投げ銭されていましたからね。
見ていて眩暈がしましたとも、えぇ。
可愛らしいアニメ声で、話術とアドリブに自信がある女性は、目指してみてはいかがでしょうか?
なんだったら、初期投資は百万円以下でしょうから、私が出しますよ?
話術に自信がない方は、下ネタトークとかできれば脱衣可能なアバターを用意しますよ?
もっとも。
儲けは折半にさせていただきますけどね。

でも、こんな話には乗らない方がいい。
成功したら、絶対に納得いかなくなりますよ?
一回の配信で100万円儲けられるようになったら、私に儲けをかすめ取られてる気分になります。
私は、他に声掛けされて失敗した女性の損失補填をするだけなんですけど、「大成功」した本人はムカつくハズです。
これを「ブラよろ」の法則と呼ぶことにしましょう。

まず間違いなく、「初期投資の費用を返すから、もう金は渡せない!」ってなります。
「成功するかも分からない、声がいいだけの素人に『数十万円投資する』リスク」を理解できないでしょう?
「私の努力の結果だ!」と主張されても、だったら最初から自分でやってれば良かったじゃないですか? って話です。
私は「イヤな人間」になりたくないので、このビジネスモデルは他の方に譲ります。
多少の金銭と女性のカリスマを見抜く「目利き」さえあれば、絶対に儲かりますよ。
プチ声優プロダクションです。
保証します。
※「目利き」部分が最重要なので、損してもクレームは受け付けませんので悪しからず

さて、「出力」の話に戻しましょう。
これで、ラジオのシナリオを記事にしない理由が、ご理解いただけたんじゃないでしょうか?
あ、そうか。翌日とかに記事にして上げたら、聞き取れなかった部分が分かったりしますかね?
「この文字を読んで、こんなにアドリブ入れてるんだ?」とか思われるかもです。

いやいや。
別に金になるわけでもありませんし、「それ用」に作った素材を別の媒体で上げるのは恥ずかしいです。

「上げた方が面白い」ですか?
うーん。
「白鳥の水面下での足掻きを見たい」ということなんですよ、それ。
例えるなら、空をかける一筋の流れ星、じゃなくって!

「女性の声優さんが、エッチなゲームの声をあてているアフレコ現場の動画を観られるような気分」とでも言いましょうか。
とても恥ずかしいです。
読み上げやすいように、画数の多い漢字はカタカナにしたりしてますし、改行とかも頻繁に行なっています。
つまり「頭が悪い文章」を意図的に書いているわけです。
ね? 恥ずかしいでしょ?

文章についても、同じことが言えるんです。
ラノベで「畢竟(ひっきょう)」なんて表現を使いますか?
純文学で「とりま、そっちいくわ」なんてセリフが出てきますか?
重い文章、軽い文章。
想定読者に合わせた単語選びだってあるんですよ。

いずれにせよ、ですね。
今の時代はバーチャルですからね。
「時代はパーシャル!」じゃないですよ?
分からない人は大丈夫。
分かった人がいると、私が恥ずかしいです。

自分の姿。
自分の声(これは限界がありますが)。
自分の文章。
すべてをバーチャルにすることができるんです。
そんな時代の中で、どうやって自己表現(ないしは、お金)に繋げていくか? というのが、今後の「表現者」の課題になっていくんじゃないですかねえ。

閑話休題。
エッチな同人誌のサイトがあったんですけどね。
女性キャラクターのエッチなセリフを声優さんに読んでもらって、追加料金で音声も売る形式のところがありました。
「コレは面白い時代がやってきたなあ」って思いましたよ。
そうなると、絵が達者な同人作家よりセリフがエロい同人作家の方が売れたりするかもしれませんよね?
どんどん、漫画もアニメもラジオもテレビも動画配信もボーダーレスになっていく。

アバターについても、よく考えられたビジネスモデルになっています。
ちなみに、Vtuberの場合。
ただ漠然と「こんな感じの女の子が作りたい」というオーダーだと、プロに頼めます。
人間のアバターの場合は、「3tene」辺りで数十万円(もちろん、オーダーの難易度によって価格は変わるでしょう)で作成してもらえます。

安価にアバターを作りたいならば、「Vカツ」があります。
RPGのキャラ作成みたいに簡単に作れて、作ったアバターを5,000円で買えます。お安いですね。

エッチな配信にしたい人なら(儲かる可能性も高いですが、競合も多いと思います)、私が体験版を入手した「カスタムオーダーメイド3D2」でも、アバター使用が可能なプランがあったはずです。
アバターがモザイクを実装しているので、法律面でも安心設計ですよね。

絵心がある人なら、「VRiod Studio」でアバターが作れます。
より、自分のイメージに近いアバターが作れるでしょう。

いずれにせよ。
商用(金稼ぎ)にすると「月額料金」が発生するところが多いので、本気で取り組みたい人以外には門戸が狭いかもしれませんね。
「3tene」のビジネスモデルみたいに、ステップアップして追加投資するのが正しい方法論かな? と私は思います。
「3tene」自体はアバターを動かすプラットフォームなんで、「VRM形式のデータ」を簡易に遊ばせられるプラットフォームですけどね。
まあ、商用利用する前に一定数のファンを確保するところから始めた方が無難ですよね。
私にはファンはいませんから、VTuberになる資質の最初から破綻していますから手を出す気はサラサラありませんけどね。

最近は、そういう「出力(と入力)」について思考を巡らせているんです。

さて。
ここまで読んでいただいた奇特な皆様方に伝えたいことがあるんですよ。
普段の喜多仲ひろゆと、文体が違うと思いませんか?
実は、この文章は『ラジオのパーソナリティの喜多仲ひろゆ』が書いているんですよ。
だからですね。
このあと、この記事を読み上げて「喜多仲ひろゆの俺ラジオ【番外編】」にしたいと考えております。
いわゆる、一人メディアミックスです。
映像も連動させてみようかな?
でも。映像にすると、アバターが文章を書いている喜多仲ひろゆのハンドルネームだった「パンダ店長のアバター」になっちゃうんですよね……。
「喜多仲ひろゆ」じゃなくなっちゃう。
自己紹介をどうすればいいか分からないですよねぇ、ぐぬぬ。
私は楽しいですけど、面倒と言えば面倒かな?

因みに。
今回の、この記事は今の段階で4000文字くらいです。
さっき話した通り、4500~5000文字で19分間ですからね。
これを19分まで伸ばせるのか? という実験でもあります。
無理かなあ? 話題を膨らませる材料が少ないですからねえ。

ま。
この記事を読んだ方は、音声も聴いてしまうんじゃないか? という意地悪な実験でもあります。
入れ子の構造になりますからね。
文章を読んだら、音声を聞いて、映像も観て、文章に戻ってくる。

うん、私自身も混乱してきました。
まあ、いいや。
「note」は俺の雑記帳!
チャレンジしてみようかな? と思います。

【作業終了】

【文章編(当記事)】5KB程度

【音声編】WAVで100MB>MP3変換で18.8MBに圧縮

【動画編】MP4で801MB

――感想。DATA容量が爆発的に増していきますね。動画作成の時には、「仮想オーディオ」「仮想カメラ」を使って撮影したので、ファンがフル回転して足元が熱かったです。全身を動かすアバターだったら、どれだけGPUパワーが必要なのだろうか?

参考:現在のPC環境
3teneFREE v1.10.27 for Windows
OS: Windows 10 (10.0.0) 64bit 1903
CPU: AMD Ryzen 5 3600 6-Core Processor / 12 core threads
GPU: NVIDIA GeForce RTX 2060 / 5968 MB
API: Direct3D11
Memory: 32698.0 MB
Resolution: 1920 x 1080 RefreshRate: 60Hz
Audio : 48000 Hz / Stereo / sample 1024 / block 4

WebCamera : UVC Camera


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