見上げてご覧 夜の星を

深夜
冷え込む街
並木道を歩いてみる

白く染まる吐息を
新しい発見のように
上を向き天を白く染めてみる

ふと気付けば空には満天の星空
冬の星座など忘れてしまっているのだろうな
懐かしさも手伝いかつて覚えた星座を探してみた

北斗七星
北極星
オリオン座…

記憶のままのその位置に
記憶のままのその形で
記憶の中のその星々は存在してたんだ

俺が空を見上げなくなって二十余年
その間も彼等は輝き
旅人に道を教え
詩人達に見果てぬ夢を与え続けてたんだ

何だか嬉しくなってきて
何だか自分の悩みなんて些少な気がして
寒さも忘れて鼻歌なんか口ずさみながら家路を急いだ

さぁ早く家に帰ろう
今なら出来るような気がする
バーチャ4の組み手で100連勝!

ダメじゃん。

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