テリハハウス日記(2022-23第8回/2)

とうとうこの日が来てしまった。
朝5時に起きて、敷毛布を引き剥がし、洗濯物を集めて出して、
まずは体をほぐして鈍行列車の旅に備えるか、というわけで
近所の24時間営業ジムに行って体をほぐし、そこから最寄り駅へ向かう。
途中にある100円パン屋で何か買っていこうと思ったら、今日は木曜日で
定休日じゃないか、朝何を食べようか。

そんな事を考えながら博多駅まで電車に乗る。
それよりもお金をどう残すか考えて、然るべき口座にしかるべきお金を
移動して、お魚料理屋の朝ごはんをしっかり食べて、まずは北九州へ、
と言うけれど、まじかよ朝のラッシュ時博多小倉は特急課金以外は
鹿児島本線普通列車ばかりで快速はないのかよ、と空気を変えるために
福北ゆたか線経由で北九州へ向かい、関門トンネルを通り、本州上陸。

新山口駅の改札を出ないで買い物ができるセブンイレブンはまだ
しまっていたし、瀬野八を暗くなるまでに超えることができた。
あとは、岡山から先、三宮か姫路までそのまま電車に乗るか、
岡山で一度瀬戸大橋線に乗り換えて高松、それからジャンボフェリーの
深夜便に乗って岡山三宮をスキップするか、考える。

結局は「一番早く来た電車に乗る」ということで高松行きのマリンライナーに乗って、高松に向かい、骨付鳥を食べつつ飲み、送迎バスを待ち、
深夜便の新造船に乗る。

色々話は聞いていたが、ジャンボフェリーの新造船、マジですごい。
というか、新造船に合わせて出札・改札システムを変えた、
原則、ネットで予約してクレカ支払いかペイペイ支払いからの
メールで改札用・上等級席入場用のQRコードをもらう、
QRコードを乗り場改札の機会にかざして乗る、というふうに
なっているけれど、手帳確認が必要な場合は窓口で紙でQRをもらうから
そこのところ、なんとかならないかなぁ。
ミライロIDから派生したミライロチケットで予約販売をするとか、
会員登録のときに手帳の画像を添付するとか、いろんな手があるだろうに。

船の中も、今まではトラックドライバー用(ということになっている)
だった大浴場と脱衣場にある洗濯機と乾燥機が運賃だけで使うことが
できたけれど、この船からは上等級エリアの中に大浴場と洗濯機と乾燥機が
入り、ごろ寝指定と自転車固定スペースからの等級でないと
300円の追加料金が必要になった。

昼便だったらお風呂に入るのもいいけれど、深夜便はただ寝るだけの
空間だから、自由席のほうが横になって休める分楽だ。

自由席区画でもひと席に2つづつ電源コンセントがついている、
キャリーケース・キャリーバッグは区画前のワイヤーロック付きの
置き場において、地面の泥や土砂を休むところに入れない工夫ができて
居住空間は良くなっているが、問題は枕の位置が緊張する位置だから
なんか寝た気がしない、寝た気がしない状態でジャンボフェリーの歌を聞くともう起きなければいけないのか、と気持ちがどんよりする。

・・・ふうっ、やっと神戸についたよ。

お風呂と、ご飯、そして次の工程どうしよう。
名古屋の宿は約束の時間が過ぎたら自動キャンセルになるから
なるべく早く着きたい、ということを考えて船を降りる。










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