「読書会」で何を読んだら良いか?!

読書会を11年、今でも5ヶ所(WEBも含め)で開催していますが、本選びに迷ったことはありません。それは、参加者のみなさんとコミュニケーションが取れてるから… と言いたいところですが、実際は私がみなさんと読みたい本が何冊もあるから…が正解です。

古典から新著まで、哲学から社会科学、自然科学まで、欧米から日本の先生方まで、いろいろ候補があります。紹介もあれば、店頭やネット検索で見つけた本もありますし、年々増えてます。読書会で利用した本より、みなさんで読みたい本の方が多いんです。

私が担当する読書会は、経営・マネジメント、アドラー心理学や社会心理学だけではありません。それは得意な方であるだけで、「マネジメントな読み方」で読み進めるなら、脳科学や医学の本も対象になります。そもそも「マネジメントな読み方」って何… ってのは他の私のnoteを見ていただけると嬉しいんですが、要は本から「知識」を取り出して、それを生き方や仕事で実践し、もっといろいろな場面で実践してみたり、人に伝えようという読み方です。マネジメントの本の使い方ですね。

アドラー心理学は精神科のドクターと一緒に読み進めたこともあります。本を書いた著者の先生の前で読書会したこともあります。不思議なもので、「知識は本を出て、ジャンルを飛び越え、伝わるべき人に伝わります。マネジメントでみなさんにもっと儲けてほしいって始めた読書会が、気がつけば、人や組織って何だろう…そこにある「現象」って不思議なんですよねっていう読書会をしています。

ドラッカー学会の共同代表をされてる佐藤等氏が「ドラッカーマネジメントで学ぶ人間学」という本をおまとめになりました。「人間学」って言葉では収まらない、現象学の知見も混じった本だったりします。こういうことなんですよね。マネジメントって、やればやるほどジャンルが無くなっていきます。私も、誰ですか??? 何者ですか???ってよく聞かれますし、私自身、そう思います。「マネジメント研究者」ですと最近はお話しする様にしています。

最後に、本が出版されるのも社会の現象の1つです。デジタルであれ、同人誌であれ、ブログやSNSのコメントであれ、どれも現象の跡であり、キッカケだったりもします。人は現象とともに生きています。読書会の本選びも、このコミュニティで起きてること、起きそうなこと、その前に知識を…というタイミングの本でも良いと思います。

自由に本を選んでみてください!

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