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熱意をストーリーに変換する。

WebDM、ボディコピー、営業企画書、事業企計画書、ピッチ・・・。そうした文書、文章に必須の要素。それがストーリーです。補足すると、「流れ」や「物語」と言い換えることができるでしょうか。

これまで、企画書やピッチの添削をさせていただく機会が何度かありました。共通してしまうパターンが、

1)言いたいことを
2)順番に並べて
3)矢印でつなぐ(章として並べる)

というもの。この順番がひとつの物語になっていないと、読み手にとって、理解への負荷を大きくかかることになってしまいます。場合によっては「直接、説明してくれない?」となり、書式だけが一人歩きできなくなるのですね。

常に説明が必要であるなら、書式の存在意義は大きく薄れます。説得をしたい相手方の、まだお会いしていない方々。こうした隠れキーマンたちを文書で納得させてこその企画書であり、計画書であると思います。

で、どうするか。

流れができていない書式の場合、いったんすべてプリントアウトして、床に並べます。そして頭に入りやすいように順番を入れ換えていきます。必要ならカテゴリー見出しを挿入したり。ものすごくアナログですが、これが効きます。

これは全体を俯瞰で見るという行為に他ならず、PCの画面内だけではなかなか難しいと言えるでしょう。

また、これから書き始める場合は、Wordなどに言いたいことの見出しやテーマを、上から下にとにかく書き並べていく。その時点で重要なのが、「現状がこうだから、こうして解決する」という基本の流れへの意識です。

それが慣れてきたら、パワポなどに直接、打ち込んで行けば良い。付け加えると、書き込む文書は「ナラティブ」であることが必須条件です。

かっこいい単語の羅列では、読み手の裁量が大きくなって、解釈の度合いが増えてしまいます。極端な話、自分自身が後から読み直した際、ポイントを忘れてしまったりも。

説得力のある書式は、そこに書き手の思考が宿っているもの。勢いだけになりがちな熱意を、説得力あふれる論理に変換すべく、物語を紡いでいきましょう。

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