1年前にnoteを始めていても絶対に書けなかった2021年の自分とこれからの自分。

人が何かを始めるには、たとえ小さくても何かしらのきっかけがあると思います。

2021年、私はきっかけどころじゃない大きな出来事で生き方が180度変わりました。

そしてnoteを始めたのです。

去年(2020年)の私の周りと私自身に起きた出来事を‘’簡単に‘’並べてみました。


《エピソード1》職場内で敵対していた4人が直接対決しその現場で私が重要参考人として意見したことにより、4人のうち2人が退職する。その後、この退職した2人が、権限を持つ男性をお色気で操っていたことが判明するも、男性の洗脳が解けずに「2人を辞めさせた」と言って私とその残った2人を攻撃し始める。

《エピソード2》退職した2人が会社を相手に斡旋を起こし「もらうはずだったボーナスと精神的ダメージに対する慰謝料」を請求してきたが、そのための調査の結果、勤務時間内に給料が発生したまま外出していたことや、男性との会話を録音したものや一緒にベッドに入る写真を添付して家族にメッセージを送っていたことなどが判明する。

《エピソード3》この一件を受け、敵対していた2人が事実上権限を持つ立場になり、私は現場リーダーに任命される。その2人と私は一見、優遇され仲良くやっているように見えたが、私は私だけが知り得た2人の自分勝手で極悪なやり方への疑問と保身の狭間でストレスを抱えていくことになる。
「自分勝手で極悪」とは例えば…自分たちが気に入らないスタッフは自主退職に持ち込む作戦を立て実行し、仲良くしておきながらその時を待つ。‘’薬を盛って黙らせる‘’計画を実行する。(職場は医療系で、その2人は権限を持つ看護師なのでうまく操作することが可能)‘’物言わぬ貝になって生きてさえいてくれればいい。そうすれば自分たちに月200万円入ってくるから。ただそれだけのためにやってる‘’ということをいつも怖い微笑みを浮かべて話している。
実際に何度も私はその場に居合わせているので紛れもない事実だ。

《エピソード4》洗脳されていた例の男性が私に毎日暴言を吐き始める。ここには書かないが皆がよく知るとてもとても悪い暴言だ。数週間続き私は仕事ができなくなり休職する。休職のためには‘’診断‘’が必要だったため医者にかかり‘’うつ状態‘’との診断書をもらう。
2ヶ月ほどの休職の間、その2人からは「早く戻ってきて」などのメール、それならまだいいが、「その堅い話し方がストレスだ」「まだまだこれから病気ひどくなるよ」「お金じゃなくて自分達は好きなことやっててそれにお金が付いて来てるだけだからね!(怒)」など…様々な事を言われる。
その間、他のスタッフも私と距離を置き始め誰も私の話を聞こうとはしなかった。
後から知ったことだが、2人が‘’自分たちが連絡を取っているし〇〇さんが早く良くなるために今はそっとしておこう‘’などと他スタッフに徹底させ、自分達だけで状況を操れるようにしていたとのこと。
この頃から、私を‘’自主退職‘’に持ち込む計画は着々と進んでいた。

《エピソード5》私が復帰するため打ち合わせに行った時の第一声は「なんで戻ろうと思ったんですか?」。丁寧で静かなその口調の裏には私への疑いや敵対心のようなものが潜んでいた。私はただ純粋に早く仕事に戻りたかった。手放しで楽しいと言える職場では無かったしここ数ヶ月の事を思うと不安もあった。でも本当にただ純粋に仕事をしてお金を稼ぎたかった。

でも私はこの時すでに新しい自分に出会ってしまっていた。今までのように保身や損得勘定で動くのはもうやめたい。悪いことは悪いと言いたい。もう自分だけが我慢して犠牲になるなんてやめよう。そういう自分に出会っていた。
そして、そんな‘’正直者‘’はここには要らないという判断を下されたのだだけのことだ。
どんなに正しくてもどんなに人として素晴らしくても、その場で権限を持つ人がルールなのだ。それに背いた駒は捨てられる。捨てられるだけではなく潰されるのだ。
自分たちの思うように動いてくれる私は、味方でいるうちは都合のいい駒だっただろうが、一瞬でも背いた時には即座に抹消したい存在だったのだろう。
自分達にとって都合の悪い情報を一番持っている人なのだから。

そういう人が握っているそういう職場だった。

復帰初日、2人は私を無視し続けた。

‘’病み上がり‘’の私を気遣っての態度だと言わんばかりに。
本心は私から辞めると言い出させるための作戦を実行していただけ。
今までの2人のやり方を見ていたからバレバレだった。
私の紹介で入ったスタッフもすっかりその2人に寝返り、私のテンションがおかしいだの何だのと‘’助言‘’し、私を追い出してその位置に就こうとしていたとのこと。
めでたく私は退職し、3人で‘’仲良く‘’お仕事をしましたとさ。

これが私の2021年です。

まさかこんな事が起きるとは誰が予想できたでしょう。
少し感情的に書いてしまった部分もありますが、まだ未だにこの体験と記憶に苦しむこともあります。
今回これを書こうと思ったのは、もう終わりにするためです。
‘’うつ‘’と診断されると、途端に職場の人の態度が変わりました。難しさではなくそれは、彼らにとって私という存在が関わりたくない対象へと変化したように感じました。
やはり‘’使えない駒‘’にしたかったのでしょうか。
元気なら元気で、テンションが高すぎるから躁状態だと言い、元気がなければないでまだ病気だと言う。
何を言っても、病気の影響で被害妄想が酷いとか攻撃的だとか言われる。
一度鬱と診断されると、この職場に限っては、自分達のどんな悪事も事実ではないと言い訳をするのに利用できる理由を皆に与えてしまう結果となったのです。
もう誰も私の言う事など何も聞こうとはしませんでした。

でも、
家族と友人は何も変わらずにいてくれました。
私との距離を変えませんでした。

そしてだんだんと見えてきたのです。

私にとって職場とは。
私にとって職場の人とは。
私にとって仕事とは。
お金とは。やりがいとは。
大切な人とは。大切なこととは。
そして、自分とは。

今となっては、この出来事がとても大切なことに気づかせてくれました。

苦しんで苦しんで見えたもの。それは、新しい自分というよりは本来の自分に戻れたようにも感じています。
昔諦めたこと、なんとなく先延ばしにしてきたこと、囚われていた常識や善悪の基準、いつのまにか失っていた本当の自分にまた辿り着けたようにさえ感じます。

自分への見方、人の見方、仕事の仕方、時間の使い方、価値を置くところ置かないところ。自分だと思ってきたほぼ全てのものがボロボロと剥がれ落ち、そこに残ったものはとてもシンプルにキラキラと輝く、そんな感覚です。

「天空の城ラピュタ」の最後、パズーとシータの滅びの言葉によってその外側を覆っていたものが崩れ去り、大木とその根っこに守られた巨大な飛行石がキラキラと空高くへと昇っていきます。

あの姿と自分を重ねることはおこがましいことですが、余計な物をどんどん身につけて重たくなって、それを利用したい悪者に狙われたあの天空の城が、最後には本当に必要な大切なものだけになってキラキラと輝いているのです。
本当に必要なものは何も失っていないのでラピュタは変わらずそこに在り続け、何も無かったように巨神兵は今日も鳥たちと庭を見回ったりして暮らしていくのです。

今そんな自分になれてまたここから、ゼロから始められることに心からワクワクしているのです。

お聞き(お読み?)苦しい所も多々あったかと思います。こうして書きながら、もし読んでくださる方がいたのなら、苦しんだまま置き去りにされていたもう1人の自分に小さな灯りをともしてあげられそうだななんて思っていました。

長文を読んで下さり本当にありがとうございました。

#2021年の出会い

読んでくださりありがとうございます! 書くことが好きで居続けられることを何より大切にしています。 ぜひよろしくお願いいたします! 書くこと、読むことを楽しめる世の中でありますように。