漢=臭いジーパン!
嫌いな食べ物はこれといって無いオイラだが、妙にトマトを食べると思い出す景色がある。
それは何かっていうと、
小学校1年生にあった初めての授業参観日なのだ。確か食べ物の授業だった。
なぜかって?
そう、あの時オイラがトマトを嫌いなことを知らない担任の船木先生。
先生がオイラをクラスの代表に指名し、みんなの前でトマトを味見してみようという、あの景色だ。
とてもじゃないがみんなの親が来ているから先生に抗うことはできやしない。
しかしながら、勇気を放り絞って食べたトマトの食感と匂い。
そして徐々に滲んでくる涙と相まったあの味は、当時育ち始めていた漢というプライドをズタズタにしたほろ苦い思い出だ。
っと。
そういえば、参観日がてらにもう一つ。
参観日の時のお父さんお母さんたちの格好が気になったのは僕だけではないだろうか。
いわゆる綺麗なワンピースでくるお母さんもいれば、シャツを羽織ったり、はたまたTシャツで来るひともいた。
着ているものからどんな人なんだろうって想像できちゃうモンだから、服装って面白いわけなんだが
逆にあれやこれやとくる親御さんを見て一番気になっていたのが
ジーパンを履いてくるお父さんたちだ。
まぁ、今思えば
シンプルスラックスを履いたり、パキパキズボンは当時の僕からしたら合格点だったわけだが、なぜかジーパンを履かれちゃうと赤点を差し上げていた。
なんてシンプルでダサくて、なんならちょっと汚ねーなとも思っていたあの頃の僕。
中学生、高校生になってもその考えは変わらず、街中でジーパンを履いている人を見ると、ファッションに興味ないのきゃ?、全くダサオジだぜ。。
・・・・・と。
しかし、恥ずかしながら。
何を隠そう、ジーパンの虜になり1年中デニムを見に纏う。
弱冠26歳でジーンズソムリエを取得するまでになったんだから桃の木だ。
あ、これオイラの話。
そんな感じで、ジーンズ脳内逆転物語を記してみようと思った。
今思うとジーパンを履いてくるお父さんたちが一番かっこよかったんだな〜。と。
つづく
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