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現実逃避的読書のススメ。

こんにちは。今日のテーマはお金の増やし方。
読書でたまには現実逃避しようという企画にもかかわらず、超現実的な本の紹介をするという矛盾した内容になってますが、気にしない キニシナイ。

紹介するのは、山崎元さん、大橋弘祐さんの著書

【難しいことはわかりませんが、

  お金の増やし方を教えてください!】

少子高齢化による年金負担増に始まり支給開始時期の遅れ、そして多くの人々を恐怖に陥れた老後2000万円問題...  カネ、カネ、金。もう、イヤッ!老後も働き続けなきゃいけないの?って方、この本読んでおけば大丈夫かも。

多くの人はお金って銀行に預けるだけですよね。でも、ご存知のよう銀行の利息なんて0.001%とかほぼゼロだし、このままインフレが進めばお金の価値は下がる一方だし。

じゃあ、どうすんの?って①極限まで節約して貯める②もっと稼ぐ③増やす。この3つしか選択肢は無いんです。今回はこの3つの中では1番怪しい 【増やす方法】 をご紹介します。


資産運用ってなんか怖い

多くの人は投資なんてギャンブルと一緒じゃない?とか元本保証ないんでしょ?怖くて出来ないよ、とか言ってなかなか投資出来ませんよね?

実際、SBI証券による2019年のアンケートによると、20代ではおよそ8割、30代ではおよそ7割五分の人たちは資産運用したことがないと回答。学校ではこんなこと教えてくれないので、みんな不安がるのもムリはないですよね。

資産運用が怖いなら国債がおすすめ

著者の山崎先生によると、そんな人たちにおおすすめなのが国債です。国債は国の借金であり、国債を買うということは私たち一般人が国にお金を貸すということ。

しっかりと元本保証もされて潰れる可能性もある銀行よりはるかに安心。(戦争なんかで国がなくならないかぎりは)でも、リスクが少ないということと引き換えに利率が低いのが問題。

この本の出版当時の利回りで約0.3%に対して銀行の定期預金で約0.12%なので銀行に預けるよりはマシかな?といった感じですが、確実に資産を増やしたいって人にはもってこいかもしれませんね。

じゃあどこで国債を買えばいいの?と言ってすぐ思いつくのは銀行でしょうが、ちょっとまってください。銀行の窓口に投資素人のあなたが行けば、まさに鴨がネギしょってきた状態。

買うつもりもなかった手数料の高い投資信託などのボッタクリ商品を買わされて、投資してるのか散財してるのか分からない事になるので銀行の窓口には近ずかないことが鉄則。

なのでまずは商品のラインナップも多く、手数料も安い楽天証券やSBI証券などのネット証券での口座開設するところから始めましょう

単利? 複利?

実際に国債を買うまえに運用方法をすこし説明しておきます。単利と複利という考えかたです。

単利とは単純に元本に利率を足しただけの運用方法です。
試しに100万円をプラス5%の単利で20年運用したとして計算してみると、単純に毎年5万円もらえるから5万×20年=100万円ですね。

対して複利は利息で増えた分の金額も元本と考えて利率を掛ける考えかたですね。計算してみると1年目は105万ですが、2年目は105万円にプラス5%掛けるので110万円、3年目は110万円にプラス5%掛けで115万円となります。

つまり20年後は約165万円ほどになる計算です。単利に比べると65万ほどの差になってしまうので、これは、複利で投資の一択でしょうね。運用で増えた分をおろさないでそのままにしておく事が大切です。

国債を買ってみる

実際にわたしたちが買えるのは個人向け国債。途中で解約しないかぎり元本保証されているので安心。ちなみに3種類あって、
固定3年型
固定5年型
変動10年型
先生のおすすめは変動10年型。長期金利にあわせて変動するので銀行の金利が上がれば一緒に上がり、それ以下の金利に下がることはないですが、固定型の二つは買ったときの金利のままだから銀行に預けるより損をしてしまう可能性があるんです。

そういった意味で変動型がおすすめとのこと。まさに安全安心で低リスク。

すべての金融商品の中ではベストではないがお金を安全に運用したいんなら無難な商品、投資初心者には安心だろう。とのこと。

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ちょっとリスクをとって運用してみる

ここまで読んできた皆さんは、
国債が安心なのはわかったけどさあ、なんか利率ショボくない?銀行の利息に毛が生えたくらいじゃ安心して老後を迎えられないじゃん!と思ったはず。

となると、もうちょっとリスクとって運用してみようかとなるわけですが、ここで先生のおすすめは投資信託・・・ちょっと!さっき銀行窓口に行ったら手数料の高いボッタくり投資信託をうりつけられるっていってたじゃない!・・・確かに。
だいたい信託って人にお金預けるんでしょ?そんなの怪しすぎる...。

先生がいうには、銀行に買うべき商品はないし、投資信託の99%はゴミだとも断言してらっしゃいますが、すべての投資信託がダメなわけじゃないとも言っています。

投資信託とはわかりやすく言うと株の詰め合わせセット。いろんな会社の株をちょっとずつ一つの袋にまとめたものを投資運用会社が自分の代わりに運用してくれる商品。メリットとしては、

①バランスよく分散して投資し運用はプロに任せられる。
分散して投資するため、個別の銘柄の株価が下がったとしても、リスク自体も分散するのでダメージを受けにくい。株式市場全体の動きにあわせて変動していくイメージ。

②手軽に海外投資もできる
国内株と同じように手軽に海外の株も運用てきてしまう。

③安全な資産の保管
運用会社は客から預かったお金を、会社のお金とは別に管理しなければならない法律があるため、万が一会社が潰れてもお客の資産は守られる。

投資信託のこと、なんとなくわかっていただけたでしょうか?でも全体で約5000種類もあるといわれる商品の中で、いったいどれを買えばいいの?と思ったあなた。
ちゃんと紹介してあります。おすすめは

①上場インデックスファンドTOPIX(国内株式)

②ニッセイ外国株式インデックスファンド(海外株式)

先生はリスクを負ってもいいと思うお金の中から、この国内と海外のふたつの投資信託を半々ずつ買えばいいとおっしゃってます。
なるほど!おすすめするくらいだから、よほど運用実績がいいんだろうと思えば普通らしい。

じゃあ、なんですすめるのかっていうと、結局プロが運用する投資信託でも、過去の上がった下がったの実績はまったくアテにならなくて、これから上がるかなんて誰にもわからない。
選ぶ決めてになるのはズバリ、
手数料。買う時にかかる販売手数料と、定期的にはらう管理手数料。

この二つが安いものを選ぶのがコツだそう。でも、手数料で選ぶっていいますが、手数料は高いけど良い投資信託とか、手数料は安いけどダメな投資信託とかあるんじゃないの?と思いますよね。先生によると

ないね、どれも一緒、だってこの先どうなるかなんて誰にも分からないんだもん、の一言。

誰もどの金融商品が上がるか下がった当てられないということを認識していれば、やるべきことが見えてきます。自分の力で改善出来ないことを頑張るのはムダだから、改善できることに集中する。結論としては、手数料が安い商品を買う これ一択!

インデックスファンドって何?

おすすめされた二つの商品にインデックスファンドって書いてありますよね。投資信託には大まかに言ってアクティブファンドとインデックスファンドがあり簡単に説明すると、

アクティブファンドはプロが株や債権をリサーチし選んで運用するタイプ。実際に人が動くので人件費もかかる。

インデックスファンドは日経平均とかダウ平均とか(ニュースで聞いたことありますよね)この動きを指標にして機械的に買うだけだから人件費が少なく手数料が安い。

さっきも言ったように、株価の動きなんて誰にもわからないから人が介在する必要もないので、機械的に買うインデックスファンドがやっぱりおすすめ。

ちなみに過去の実績をみるとプロが運用するアクティブファンドの平均が、インデックスファンドに勝ったことはほとんどないという運用業界の不都合な真実もあるみたい。

実際どれくらい儲かるの?

この本のなかではインデックスファンドでの運用利率の平均を約プラス5%だといっています。つまり100万円が1年で105万円になるということですね 。

リーマンショックのときなどは日経平均が42%くらい下がりましたが持ち直しました。そういった金融危機を含めても平均プラス5%に持ち直ししてる。実際年金を運用している機関投資家もプラス5%くらいの計画で運用しているのことを根拠にしているみたいですね。

ただしあくまで平均ですし、何度もいってますが株価が上がるか下がるかなんて誰にもわからないでさからね。マイナスになるリスクも当然あるわけで。

まとめ

ここまでは本の前半、投資の部分に焦点をあて簡単に説明してきました。まとめてみると、

初心者は元本保証されている国債を買うべし。銀行より利率も高く、潰れる心配もない。またもう少しリスクをとる勇気のあるものは、インデックスファンドを複利で運用すべし。元本割れのリスクは多少あるがおおむねプラス5%での運用が見込めるので、国債と投資信託をバランスよくを購入すれば少ないリスクで資産をふやすことができる。

この方法は資産を増やしたい若い人から、老後に不安をかかえる人まで、さまざまな人におすすめできますね。そりゃリスクはあるけど、リスクとらなきゃ欲しいものは手にいれられませんからね。No pain. No gainですよ!
勇気出して挑戦してみましょう!

後半は住宅ローンや保険はたまた結婚は得か損かなど、これまた興味深い話を先生からおしえてもらえるようです。よければそっちも読んでくださいね。



























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