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「きょうよう」と「きょういく」

一昨日は、とある地方銀行さんからのご依頼があり、オンラインで顧客向けのセミナーを行いました。参加者は、すでに年金受給が始まった方、退職あるいは年金授業が目前に迫っている方々です。正確な数字は分かりませんが、おそらく100名近い方々が(もちろん銀行さんのお勧めがあったために)集まっていただき、盛況となったことは、とても嬉しいことでした。

セミナーのテーマは、退職後の人生をいかに充実して過ごすかというものでした。よくこうしたセミナーでは、退職後の人生の充実には、「心と体とお金の健康」などというキャッチフレーズを使います。また、心の健康については、「きょうよう」と「きょういく」が必要とも。

「きょうよう」とは「教養」にあらず「今日用(用事)があること」、「きょういく」は「教育」にあらず「今日行(い)くところがあること」です。今回のセミナーでは、こうした人生を送っている人たちの例として、昨年ノーベル物理学賞を受賞されたプリンストン大学の真鍋淑郎先生と、アメリカマサチューセッツ州の小さな街で活動するご老人のコーラスグループ「Young@heart」です。映画にもなった知る人ぞ知るグループで、元気一杯のおじいちゃん、おばあちゃんが世界中をコンサートして回っているそうです。(この2年は、コロナで制約されていたようですが)メンバーの年齢は、77歳から91歳とHPには記載があります。

Ranging in age from 77-91 years old, our singers prove you can grow old without growing boring. With over 50 international tours under their belts, their musical careers were launched long after retirement.

この人たちにも、「今日用(用事)があること」と「今日行(い)くところがあること」ということです。真鍋先生やYoung@heartの姿を見ると、こちらが元気をもらえます。

みなさんも、彼らから元気をもらってください。


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