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2023日東シンコー杯

 9月9~23日にかけて福井県U10の大会が開かれています。
チームは今年の1月から始動して、この大会で優勝することを1つの目標としてやってきました。まだ大会中の中での執筆ということで、感の鋭い方はお気付きかもしれませんが、チームはベスト8で敗退しました。
今日はこの大会までの道のりと、大会の総括を書きたいと思います。

1月から3月

 この時期福井県は雪が積もるので、室内での活動がメインになります。過去のチームでは、体育館で練習をしていましたが、河合ウイズダムは例年フットサルになるということで、フットサルTM中心の活動となりました。フットサル自体は良いと思いますが、大体がU12と合同で体育館を利用したり、複数チームとのTMだったので、全メンバーが満足な練習量を確保出来ていなかったと思います。基本的なプレーの優先順位や認知、ポジショニングなども出来ていない中で、持っている能力で試合だけをこなしていたという感じです。正直なところ、この時期はもっと基本的なことから練習していくほうが良いと思いました。その辺は来年改善していきたいですね。

4月から7月前半

 リーグ戦が始まります。スケジュール的には、
平日  火曜 or 水曜練習
土曜日 2試合+TM
日曜日 練習
といった感じです。火曜の練習はストリートサッカーをイメージして高学年も交えて、ひたすらゲームです。コーチは見ているだけか、プレーヤーとして一緒に参加するだけです。ずっと指導されてきた子供たちにとって、自分たちで全てをやるのは難しい様です。9ヵ月続けてきた今でも、なかなか始まらなかったり、チーム分けが出来なかったり、すぐにコーチに頼ったりと本来イメージしているストリートサッカーには未だになっていません。
他の練習日で基本的な認知、優先順位、判断、ポジショニングを中心にやってきました。チーム内で上手い子は、全てドリブルから入ることが前提になったプレーになっていました。またあまり上手でない子は、とにかく上手い子に渡すかただ蹴るという感じでした。そのためリーグ戦は敢えて去年とは違うポジションでやりました。選択肢を持たすために、上手くいかないを増やしたかったのです。当然選手はやりにくさを感じながらプレーしていたし、結果もなかなかついてきていないことに焦りもあったと思います。
しかしはっきり言って計算通りです!w 
この時期は育成者として我慢のしどころですね!


7月後半から9月

 この時期から日東シンコー杯に向けてのチーム作りをしました。その段階で優位性のあるポジションにつかせてチーム力を上げていくといったところです。その中でも勝つためだけにやるのではなく、選手の育成とのバランスを考えながら試行錯誤しました。徐々に結果も出ましたが、最終的に決まったのは大会1週間前。しかもアクシデントによって施した苦肉の策がはまった結果でした。この辺りは力不足と運の良さがありましたね、、、w
育成者としてもっと芯を持って、ブレずにやらなければいけないということを強く意識出来るようになり、勉強になった期間でした。


日東シンコー杯本番

 

今年は1回戦からスタートです。1回戦の相手は三国。去年の大会は上文殊FCで出場しましたが、その時ベスト16で負けたクラブです。なので、個人的にはリベンジマッチですね。結果は完勝。主力選手全員の得点と、選手全員が出場出来ました。
2回戦はアズーリ。私がサッカーを大好きになった94年Wcupアメリカ大会のイタリアを思い出しますね!バッジョ!! 試合は完勝!この試合からコーナーキックの配置を変えましたが、見事ハマって狙い通りの得点でした。この年代だとボールを避けてしまう選手が多いので、そこの修正でした。
3回戦はフェニーチェ。保育園でお世話になった方々の息子さんたちのいるチームでした。結果は完勝。大会1週間前に変更したシステムもだいぶ安定してきました。③試合全てで全選手を起用することが出来ました。これはチーム力があってこそ出来ることですね。

そして準々決勝で迎えた相手は武生。優勝候補No1のチームです。前半は先制点も取れて、過去一番の出来でした。後半もそのまま進みます。そして残りワンプレーと思われる時間(18分43秒)に追いつかれました。PK戦の末敗退。王者を追い詰めたものの、相手のコーナーキックの数を見れば仕方ない結果でした。1点リードしたことにより、相手が圧力をかけてきて、それに押される形で受けに回ってしまったことが敗因と言えます。


総括

 この大会は、普段の公式戦よりも勝利に比重を置いた戦いをしました。勝利<育成が基本ですが、やはり勝利を目指していく中で、選手が自分の立ち位置を理解するという意味でもこういう大会は重要だと思います。全国大会をなくす必要はないと思います。それよりもしっかりした指導者の育成に力を入れるべきでしょう。子供たちの思いを犠牲にしてはいけないと思います。どのチームでも、泣いて悔しがる子がたくさんいました。その悔しいや楽しいといった気持ちを大切にこれからの練習を頑張って欲しいです。

最後に

日東シンコー杯に関わって下さった全ての方々に感謝いたします。
ありがとうございました。


全てのフットボーラーに愛を込めて
Con affetto a tutti i calciatori.

Ciao!



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