〔余白の創造性〕音楽を聴くこと

余白の創造性連載第二十一回目のテーマは

”音楽を聴くこと”

皆さんはどんなときに音楽を聴きますか?

勉強中や、移動中、部屋で一人でいるときなど能動的に音楽を聴くことを選択する場合もあれば、

カフェやレストラン、商業施設でのBGM、電車で隣の人のイヤホンから漏れてくる曲のように受動的に聴くものもありますね。

日常の中で音楽を全く聴いていない時間はどれくらいあるでしょうか。

思い返してみると僕らの生活は音楽に溢れているように思います。

カフェではカフェらしい音楽が、レストランではレストランらしい音楽が流れていますよね。

これはその音楽がそれらしい音楽として作られているものなのか、

それともその音楽をその場所で聴くことが多いために僕らがそう記憶しているのか、

どちらの場合もあると思いますが、

どちらにしても音楽と僕らの記憶は密接に関係しているのでしょう。

実際に音楽を聴いているときに、僕らの脳の海馬という記憶を司るところが刺激されているそうです。

それによって脳は音楽を聴いているときに見えるものや、

感じるものを同時に記憶しているらしいです。

音楽を聴いて昔のことを思い出したり、

朝に聴きたいものと夜に聴きたいものが違ったり、

カフェらしい音楽と感じたりするのは、

音楽が僕らの記憶に繋がっているからなんですね。


僕がオーストラリアに住んでいたころ、

少し遅くなった暗い静かな帰り道で聴いた

Ed Sheeranの「Thinking out loud」

この曲を聴くといまでもあのときの帰り道の匂いや、

まだ少し残る太陽の熱、髪をなでる涼しい夜風、

足にまとわりつく少し重たい疲労感がよみがえってきます。

僕にとってこの曲はその記憶と繋がっているためなのか、

やはり夜に聴きたくなる曲です。

きっと、皆さんにもそんな記憶に繋がっている音楽があることでしょう。


音楽にはリラックス効果のあるものや、

音楽を聴くことで雑音を遮断して勉強などに集中したりなど、

様々な効果がありますが、

僕はこの記憶に繋がる音楽は創造性のある余白が広がっていると思います。

小さい頃にお母さんが枕元で歌ってくれた子守歌、

青春時代に流行った歌、

失恋したときにひとりで部屋で聴いた歌、

受験勉強のときに聴いていた歌、

初めてライブに行ったアーティストの歌、

恋人と一緒に聴いた歌など、

僕らの人生にはいつだって音楽が鳴り響いています。

明日は、来月は、来年はどんな音楽と一緒に生きていくのか楽しみです。



今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。

音楽は僕らの人生とは切り離せないものですよね。

また新しい音楽との出会いも楽しみです。

来週のテーマは

”走ること”

それではまた来週の金曜日に。



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