出来事と感情

メチャクチャ頑張って何かが出来るようになった時、そレまでの過程を鮮明に覚えている事ありませんか?私は大学生の時、所属していたチームで全く勝てずに毎日毎日負けていました。先輩から「何か得意なパターンを身につけないと勝てない」と言われて、その時好きだったボレーをひたすら練習しました。同期が付き合ってくれる日はお願いしましたが、それ以外は1人で練習しました。

青砥瑞人氏「ブレイン ドリブン」に次のような記述がありました。「ポジティブな感情が芽生えているときに、同時に、その過程で味わったネガティブな経験を想起してはじめて、脳が「辛い経験の先に、大きな喜びがある」と学習してくれる。その学習は次に壁に当たったときのストレス反応になる。このような学習が行われた脳の状態をレジリエンスという。様々な辛い記憶が成功体験の記憶と脳の中で結びついた状態。何か出来事があると脳はその出来事を記憶するが、付随する感情の記憶も保存される仕組みになっている」

そういう事だったのか…。辛いという事はなかったのですが、ただただ上手くなりたい!と思っていた事とその時やった練習内容やレッスンでたまにお話ししていますが「ボレーの面の角度」は今でもしっかり覚えています。それでも全く勝てなかったのですが、その後の資格取得やさらなる練習に取り組む為の「レジリエンスな脳」を作れていたのかもしれないと思いました。
「何かを極める人は、必ず自己と向き合い、自己についての考察を深いレベルで行い、感情や感覚を捉えている。」まだまだ極めて行きたいと思います!

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