3月26日。入院当日。昼前にRが子供と部屋にやってくる。マックを買って束の間の幸せな時間を過ごす。「今度の入院はすぐ帰ってくるからね」満面の笑みでぼくの腕を力いっぱい握りしめる小さな手をぎゅっと握りかえす。玄関で手を振って別れた後、手続きに向かうと前回と同じ病棟だった。