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どんな未来をつくりたい?

国の行き先と、個の行き先

これだけ世界的なインパクトを与え続けている"Covid-19"

こんな世界を誰が予想しただろうか。

少し前までトーキョーを中心に日本はオリンピックバブルを期待していた。

夏の炎天下のマラソンを東京でやるとか北海道にするとか...

僕の元にもオリンピック選手村でのトレーナーを...なんて連絡もあった。

それが一転、ひとまずの延期。

Virusが人間の言うことを聞いてくれるわけがないから、すんなり行くとは思えない。

本来、未来は不安定なものだけれど、その不安定さが際立ってくると、未来は安定していると思い込んでいたことに気づき、そのことに危うさすら覚える。

当たり前のように来ると思っていた少し先の未来すら、私たちには見通せない。

にも関わらず、私たちはSFチックな未来を夢見る。

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なんなんだこの未来像... この違和感、この地に足ついていない感は...

もっと超現実的なことがあるんじゃないのか??

2030年までに人口を減少から緩やかな増加に転じさせるとか...

放棄されている山林や、田畑の再利用を開始するとか...

人間働かなくなって、いや、人がいなくなってロボットだけ(アンドロイドも含む)になったらこの世にいる意味はあるのか?

そもそも人間がプログラミングしたものなのに、ロボットはそんなに万能なのか?!

個人的に思うに、未来はもっとビターっと地に足がついたものだと思う。


Covid-19が私たちに見せたもの

それは「本質」とも「素」とも言えるものではないだろうか。

世界に目を向けると、このVirusのことを誰かのせいにしようとしている。

それが国だったり、動物だったり、人物だったり、まぁひどい...

世界中が手を取り合って、みんなでこの危機を乗り越えよう!!とかじゃないのが笑える。笑っちゃいけないんだけれども...

挙げ句の果てに、国が対外的に輸出しないとか、需要が高まってるものの価格をバカみたいに釣り上げようとしたりとか...

経済を止めないために、現実を直視しないリーダーもいたりするらしい...

こんな時だから「素」の部分が出るんだろうけれど、それってこれまでのものが「本当」じゃなかったってことでもある。

本当のことじゃなかったといえば、日本で言うところの教育や労働、医療や政治のシステムなんかも本当は必要のなかったことで成り立っていたんだってこともわかった。

学校に行かなくても、オンラインでのスクーリングが可能なことがわかったし

仕事もテレワークが可能な場合、あるいはテレワークが無理でも、時差出勤(フレックス)ができたりすれば、満員電車に乗って通勤してヘトヘトになるまで仕事をして、上司と取引先と飲みにいく必要がなかったってことだ。

高い医療水準を保っていると思っていた医療も、案外簡単に崩壊する可能性があったり、災害時には機能しなくなる可能性もあることが白日の下に晒された...

その中でも政治が一番ひどい、政治家は一体何をしているんだ...

ともあれ、目に見えない奴らのせいで、世の中にある色々なウソがバレた。


元の世界に戻れる??

外出自粛のおかげで家族でいる時間が増えた。
感染のリスクがあるからとは言え、仕事も学校も行かなくてもいい場合があることがわかった。
生活面では食事や運動をはじめ、健康に気をつけるようになった。
家で過ごす時間、様々な制約はありつつも色々と創造的なことができた。
仕事ができる政治家、そうじゃない政治家がわかった。
明日死ぬかもしれない覚悟を以って、今日を生きることがわかった。
やりたいことは生きている間にしかできないことがわかった。
ひとりで過ごすことの孤独さ、大切な人といることの有り難さがわかった。
思っていた以上に国から助けられることもわかった。
声を大きくすることで政治を動かせることがわかった。

この短期間、それぞれが色々なことを考えて、目の前のことに取り組んだ。

仕事を変えた、仕事を辞めた、辞めさせられた、仕事を創めた、転居した、結婚した、離婚した ... なかには劇的な変化を遂げた人もいるだろう。

それを踏まえて、問いたい。

「ことが収束したら、前のように生きることができますか??」

そして「どんな未来を創造したいですか?」

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