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【WACK外伝】盲目の吟遊詩人1-32「光の矢」

火🔥と水🌊と風🌀と石🪨の世界
四元素と時🕘を操る神さまの話👼

【前回までのあらすじ】
暴風の破壊神と呼ばれ人々に恐れられていた🌀の国の王子は、🪨の国の王子、🔥の魔女、🧊氷の魔女、💀の神官の討伐チームにより、💀神官たちの🕘時の魔法で拘束に成功し、🐲天空の竜を操る🌀の王子を⚰を封印しようとするが、思わぬ反撃にあい、誤って🔥の魔女が⚰に封印されたまま、魔法陣の発動し、🔥の魔女は死を覚悟する。🧊の魔女に手紙📩が届くことを祈る。💀神官と🐦は、🧊の魔女の救出に急ぐが、天空の竜🐲が復活し、🧊の魔女は🐲の攻撃に備え、氷の壁で対抗するが、一瞬で吹っ飛ばされ、💀神官もやられ、さらに🧊たまきは攻撃を受けた際、左腕を失うが、完成した魔法陣で反撃を開始する。

【登場人物】
フーゴ 🌀風の国の王子
Hiro 🐦フーゴの相棒、神の遣い
天空の竜 🐲風の国守護神
ふだんは温厚なゼフュロスだが
ときには暴風のボレアスに変化する
石頭 🪨石の国の王子、六人衆の頭
六人衆 💀×6ガイコツ姿の元神官たち
ネビュラ💀六人衆の一人🕘時の神官
ひなた 🔥炎の魔女、火の国の姫
たまき 🧊氷の魔女、ひなたの親友

【特別出演】
白ちゃん 白オオカミ🐺牙狼拳使い手
ワディさん 勇者様🙋‍♂️魔法剣士
ドゥギーさん ヘイスト加速の使い手
ゆきみんさん ルーン守りの使い手
パイ(phi)さん 蒼魔法🧙‍♀️の使い
ピカ山君ちゃん ⚡️雷魔法の使い手
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🐦✨「!、ネビュラ‥」

⚡️「!、ピカっ‥」

🐦✨Hiroと、⚡️ピカ山君ちゃんは、電撃を受けたように、強力なメッセージを受信した。

🐦✨「まさか‥ネビュラがやられた?」

⚡️「ピカー‥」

🐦✨「もはや、一刻の猶予も許されない‥、時🕗の魔法が、解除されるぞ‥」

⚡️「ピカ、ピカー!」

🐦✨Hiroと、⚡️ピカ山君ちゃんは、時🕗の魔法が弱まるにつれ、だんだんと加速し、🐲天空の竜ボレアスめがけて、一筋の光となって、向かっていた。

——————————————————-

🧊たまきは左腕の痛みに、耐えながら、必死で、魔法陣の中心に向かう。

🌀フーゴは、右肩で🧊たまきを支えながら、ただならぬ気迫を🧊たまきから感じていた。

🧊「目にモノ見せてやるぞ‥」

🌀「いったい何する気なんだい?」

🧊「✨光の魔法を使う」

🌀「えっ?、✨光?」

🧊「ああ‥、✨光を🧊氷の🪞鏡で閉じ込め、“励起(れいき)“させる」

🌀「‥冷気?」

🧊「いや‥励起だ、“き“のほうにアクセントがあるほうだ、まあ‥知らんだろうがな」

🌀「何が起きるの?」

🧊「鏡🪞の中に、✨光を閉じ込め、エネルギーを凝縮させて、一気に解放する」

🌀「それって‥」

🧊「“光の矢“と呼ばれる、太古の技術LASER(レーザー)だよ」

🌀「いったいどうやって‥」

🧊「この広大な魔法陣は二重構造だ」

🌀「二重?」


🧊「ああ、💀ネビュラが発動させた“🕗時の監獄“と、ワタシが発動させた、“🧊氷の監獄“を、重ねてドーム状に形成してある」

🌀「でも、✨光はどこにあるの?」

🧊「オマエ、ほんとに何も知らないんだな‥、いつもオマエの右肩に乗ってたろ‥」

🌀「えっ?🐦Hiroのこと?」

🧊「あいつは“神の遣い“だよ」

🌀「えっ?神‥?、神ってなに?」

🧊「🔥火(か) 、🌊水(み)、文字通り、火の神様と、水の神様の頂点に君臨する、究極の神様だよ‥、オマエも神様にお祈りの一つでも、したことあるだろ‥」

🌀「あの‥🐦Hiroが?」

🧊「まあ、実際は神なんてモンは目に見えない、🐦Hiroはあくまでも、神の使いっパシリさ‥」

🌀「神の遣いで、使いっパシリか‥」

🧊「まあ、そういうことだ‥」

🌀「その神様は今どこなの?」

🧊たまきは、光の筋を指刺した

🧊「アレだ‥、まあ“盲目“のオマエにゃ、何も見えんだろうがな‥」

—————————————————

🧊たまきと、🌀フーゴは魔法陣の中心部に到着した。傍らに鉄製の⚰棺桶が立っている。

🧊「オマエはあの時🕗の棺桶に入っていろ、発動しなければただの鉄製の箱だ、死にたくなければしばらく中に入ってろ」

🌀「君は?」

🧊「ワタシはあとひと仕事ある」

🧊たまきは棺桶の傍らにゆっくりとひざまつき、右手の杖を地面に置いた。

そして、ていねいにたたまれた、黒いローブを身につけた。

🧊たまきは、ふと右手のポケットに、何かが入っていることに気がつく。

🧊「んっ?なんだ?」

とりだすと、🔥ひなたのやさしくて、しっかりとした字で、“たまきへ“と書かれた📩だった。

🧊「アイツ‥」

🧊たまきは、うっすら笑みを浮かべ、右のポケットに📩手紙を戻し、ポケットの上から大事そうに、温めるようなしぐさで、しばらく右手の手のひらを押し当てていた。

🧊「よし、最後の仕上げだ!」

🌀フーゴは、🧊たまきの背中を見ていた。

🧊「いいか中に入ってろよ‥

  じゃあな、ありがとう」

(おわり)

筆者の都合により、しばらくお休みを頂きます。つたない文章をここまで読んで頂き、本当にありがとうございました。

WACKの仲間たちも、お声がけしておきながら、中途半端な終わりかたで、大変申し訳ありません。

また落ち着いたら、続編を書きますので、その時はまた、よろしくお願いいたします。

読者の皆様にも、心から感謝いたします。

謝謝〜✨

なお、🧊たまきが主人公の小説もあります。ぜひ読んでみてください。

【小説】たまきへの手紙📩

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