【WACK外伝】盲目の吟遊詩人1-31「1000年越しの魔法」
火🔥と水🌊と風🌀と石🪨の世界
四元素と時🕘を操る神さまの話👼
【前回までのあらすじ】
暴風の破壊神と呼ばれ人々に恐れられていた🌀の国の王子は、🪨の国の王子、🔥の魔女、🧊氷の魔女、💀の神官の討伐チームにより、💀神官たちの🕘時の魔法で拘束に成功し、🐲天空の竜を操る🌀の王子を⚰を封印しようとするが、思わぬ反撃にあい、誤って🔥の魔女が⚰に封印されたまま、魔法陣の発動し、🔥の魔女は死を覚悟する。🧊の魔女に手紙📩が届くことを祈る。💀神官と🐦は、🧊の魔女の救出に急ぐが、天空の竜🐲が復活し、🧊の魔女は🐲の攻撃に備え、氷の壁で対抗するが、一瞬で吹っ飛ばされ、💀神官もやられ、さらに🧊たまきは攻撃を受けた際、左腕を失う。
【登場人物】
フーゴ 🌀風の国の王子
Hiro 🐦フーゴの相棒、神の遣い
天空の竜 🐲風の国守護神
ふだんは温厚なゼフュロスだが
ときには暴風のボレアスに変化する
石頭 🪨石の国の王子、六人衆の頭
六人衆 💀×6ガイコツ姿の元神官たち
ネビュラ💀六人衆の一人🕘時の神官
ひなた 🔥炎の魔女、火の国の姫
たまき 🧊氷の魔女、ひなたの親友
【特別出演】
白ちゃん 白オオカミ🐺牙狼拳使い手
ワディさん 勇者様🙋♂️魔法剣士
ドゥギーさん ヘイスト加速の使い手
ゆきみんさん ルーン守りの使い手
パイ(phi)さん 蒼魔法🧙♀️の使い
ピカ山君ちゃん ⚡️雷魔法の使い手
—————————————————
🧊たまきはうめきながら痛みに耐え、
冷静に止血の方法を考えた。
🧊「しばるか‥」
あと、もう少しで完成する。
今がふんばりどころだ、
失血で気を失ったら水の泡だ
🧊「おい！、びびりくん」
🌀フーゴは、自分が呼ばれたことに、
しばらく反応できずにいた。
🧊「オマエさっき弦を張り替えようとしてたろ‥」
🌀フーゴは、目は見えないが、🧊たまきが大変な状況である事は、🧊たまきの息づかいでわかった。
🧊「オマエさっき‥右手で持ってたろ」
🌀フーゴはハッとし、さっき右のポケットに入れた、交換用の弦を手に取った。
🧊「時間がない‥、雑でいいから、ワタシの腕の切断部を、弦で縛ってくれ」
🌀「げ、弦で？」
🧊「悪いが時間がない、たのむ‥」
🌀フーゴは、🧊たまきの真剣な声に、身が引き締まった。
🌀「わかった‥」
🌀フーゴは手探りで、🧊たまきの身体に触れ、切断された左腕を指先で確認し、慣れた手つきで、弦を巻き付け、縛りあげる体勢をとった。
🌀「ごめん、じゃあ縛るよ‥」
🧊たまきは、右手に持っていた、魔法の杖の柄にかぶりついた。
🌀「じゃあいくよ‥、せーの」
🌀フーゴは渾身の力で、縛る
🧊「ぐうっ‥！」
🌀「ごめんっ‥」
🧊「‥いや、これでいい、いちいち謝らなくていい、悪いが肩を貸してくれ‥」
🌀「わかった‥」
🌀フーゴがたまきに身体をやうやうしく触れ、🧊たまきをゆっくりと起き上がらせた。
🧊「ありがとう‥」
🧊たまきは、先ほど咥えていた杖を右手にしっかり持ち、左肩や🌀フーゴに身を預けるようにして、魔法陣の中心に向かって、必死に歩く。
🌀「何をするつもりなの？」
🧊「やられたら、やりかえす‥」
🌀「えっ！ムリだよこんな状態で‥」
🧊「だいじょうぶだ、こっちの魔法陣は完成している。あとは“光の矢”放つだけだ‥」
（つづく）
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