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日々雑感

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#陶芸

【工芸作家チャリティーオークション】(追記2022/3/24

何かできることはないかと、趣旨に賛同してくださる作家と作品のチャリティーオークションを企画しております。 本オークションの目的は、 「ロシアのウクライナ侵攻被害による負傷者や難民支援」であり、落札金額の「100%」を「人道的目的のみ」への寄付を行います。 募金先は『日本赤十字 ウクライナ人道危機救援金』および 『Save the Children Japan ウクライナ危機 緊急子ども支援』へ 「50%ずつ」です。 随時作家と作品は追加中で、入札期間は【2022/4/

粘土と微生物と細胞。

粘土(坏土:はいど)を用いて作品を作っているが、 もちろんその粘土は”無菌”ではなく、さまざまな微生物が生息している。 天然露天掘りの粘土であれ、人工的に調整された粘土であれ、 さまざまな有機物が混入しており、それとともに多種多様な微生物がいる。 そんな粘土を成形し、乾燥させる。 800度で素焼き(有機物の焼成や水分の蒸発)を行い、 (↑ここで、彼や彼女らはだいたい消失する。はず。) 施釉後、1250度などで本焼成。 上絵付けとして”細胞”の模様を描いてゆく。 見方によ

有料
300

2022年年頭に思うこと(パート2)

前回のnoteでは、「2022年年頭に思うこと」と書いておきながら 全然年頭に思ったことを書いていなかった。 先日行った、初詣では「末吉」であった。 要約すると内容は、 「今年は悩みが多い年、焦らずじっくりと物事を進めろ」 というもの。 確かに、去年はコロナ禍ではあったが、色々とイベントのお誘いもあり、 あれよあれよという間に年末を迎えてしまった気がする。 しかも、しっかりと向き合って考えないといけないことを忙しさを理由に追いやり、しかし頭の片隅に常にあって、ふとした瞬間に

2022年年頭に思うこと

明けましておめでとうございます。 2022年の初投稿です。 ます、2022年はもう少し投稿頻度を上げようと思います。 みなさま、三日坊主の私に檄を飛ばし、応援とコメントよろしくお願いいたします。 本年もさらより良い作品制作ができるように頑張っていきたいと思っております。 また、様々な企画や行事などにも参加していきたいです。 ぜひ、お誘いよろしくお願いいたします。 【2022年、どうぞよろしくお願いいたします】 ※※※ で、2021年の振り返りも今さながらら。。。 20

削り、掘る。

最近、土の塊を掘って作る作品が多い。 土の塊を覗き込んで、無心で土を掻き出す。 指で厚さを確かめながら、ちょっとずつ掘っていく。 土が柔らかすぎたら、ちょっと放置して、また掘ってゆく。 そして、あらかた掘ったら今度は少しずつ削っていく。 土と向き合って、削りすぎないように、破らないように。 指先の感覚だけを頼りに。 土を掘るという行為は 自分の内面を、無意識下を掘り進め 真理を探している行為に似ている。 土を掘っている時は、 土のこと、作品のことしか考えていないよう

【絶対応援!!】 TeamZenko2021

辻善光くん(https://ameblo.jp/teamzenko/)率いる、 Team Zenko が8名体制となり、2021年の活動をスタート!! シン:TeamZenko Team Zenkoの辻くんとのコラボについては、以前のnoteでも書きましたが、2021年は新生!! 「大人の部活 体育会 年功序列」というイメージのなんとも アグレッシブなチームです。 シン:ウェア昨年デザインさせてもらった「細胞紋」ウェアも、今回よりバージョンアップ! 細胞紋様は黒のグラデ

趣膳食彩「料亭の出仕事」

昨年の記事で2020年の金沢21世紀工芸祭について書いたが、 その後行われた趣膳食彩「料亭の出仕事」の映像が出来上がったようだ。 その映像がこれ。 金沢市内の一棟貸しの民家を会場に 私の器とつば甚さんのお料理でのコラボレーションとなった。 皆さんに楽しんでいただけたのであればよかった。 今回、コラボさせていただいた金沢の老舗料亭「つば甚」さんには感謝しかない。

金沢の展示で感じた皆さんの外出自粛【2021年2月】

(実際の会場への来場者数で感じたコロナの影響) 2021年2月3日から2月14日の予定で、 「それぞれの個性」というタイトルのグループ展を企画・実施していた。 (この時期を書いているのは2月9日、会期の途中である) https://hirotakeimanishi.com/news/371 参加作家は、 はしもと なおこ(捺染)、樫尾 聡美(染色) 髙木 基栄(ガラス)、阪井 ひとみ(陶芸) 佐合 道子(陶)、今西 泰赳(陶) (※残念ながら高木君は不参加になってしまっ

一陽来復

2021年もどうぞよろしくお願いいたします。 *** 人は、ウイルス、細菌など五感で認識できないもの 地震や津波、火災など人知を超えた強大な力に畏怖を感じます それと同時に私は尊敬の念に堪えません 人は、たゆまぬ研究と科学の進歩によってどうにか理解しよう、克服しようと頑張ってきました ひとえに諦めなかったから、そして、知りたい、解明したいと思う知的好奇心によって。 「ものを怖がらなすぎたり、怖がりすぎるのはやさしいが、正当に怖がることはなかなか難しい」 (寺田寅彦)

「作る側の責任」

作家が作品を作るとき、「作る側の責任」というものも存在するのではないかと考える。 ・素材の選択、販売の方法、売り方の工夫 ・展示の方法、メンテナンスと持続性の担保 その責任は様々なものがあって、解釈も色々だとは思うが。 *** 【Art in Living – 生活の中の作品、作品の中の生活 -】 現在、石川県金沢市の インテリアショールーム L’interno BY Yamagishi. さんにおいて、 高級家具 arflex の新作発表に合わせ作品展示をさせていただい

金沢21世紀工芸祭の話(2020年)

毎年、金沢では秋に 金沢21世紀工芸祭(KANAZAWA 21st CENTURY KOGEI FESTIVAL)というものが開催される。 前身のかなざわ燈涼会(かなざわとうりょうえ)から数えるともう10年近い歴史がある。 そんな、21世紀工芸祭だが、大きく分けてコンテンツは5つ。 ・工芸回廊(金沢の町屋を使っての工芸作品展示) ・趣膳食彩(料理人と工芸作家のコラボレーション) ・金沢みらい茶会(さまざまなスタイルでのお茶会) ・金沢みらい工芸部(大人から子供まで体工芸ワー

ART to EAT(無事終了)

2020年9月19日に開催された第一弾「ART to EAT」 石川県金沢市のLA BETTOLA da Ochiai kanazawa (ラ・ベットラ・ダ・オチアイ) どうにか無事(?)に終わりました。 始まる前は緊張と準備不足でオロオロしていましたが、 始まってしまえばあとは終わるだけ。 勢いで駆け抜けた感じがします。 ラベットラ の吉田料理長の素敵なコラボメニュー、開田支配人のセレクトしたワインとノンアルコールドリンク、そしてスタッフの皆さんの手際の良い接客。。。

インドでの作品展示、その1(2018年3月)

noteの更新、三日坊主やったやん。。。 と思って、再度投稿するきっかけを探していたのですが、インドでお世話になったフミコーンさんの投稿を見かけ、その時のことを書こうかと思い立った。 下がフミコーンさんの記事。 「インドJKは面白い人生を歩まなくてはいけないのか問題」 *** そもそも なぜインドでの作品展示を行うことになったのか。きっかけは、2017年の年末、大学同級との10年ぶりくらいの飲み会。 大学時代からすごいアグレッシブに活動しており、社会人となっても大手総合