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#0:TALK ABOUTとは?

Louis Izumi:THE JUNKS ライターのルイス・イズミです。本日は「TALK ABOUT」という新しいプロジェクトについて、Hirotaka Shiraki さんとお話しできればと思います。よろしくお願いいたします。

Hirotaka Shiraki:よろしくね。まあ、そう固くならずに。画集とは違って「プロジェクト」というよりも、もっとラフなものだから。

Who is … ?
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Hirotaka Shiraki/人間ヲタクで自称アクマの芸術家
Louis Izumi/過去に色々あったTHE JUNKSのライター

Ⅰ. どんなジャンル?


Louis Izumi:noteはブログとお聞きしているんですが、雑記ブログのようなイメージでしょうか。

Hirotaka Shiraki:うん、そうだね。気軽にこれって面白いよねという話を君と出来れば良いかな。作品の種になりそうな話から、今勉強していること、僕がハマっていることとか。逆に知らないこととかね。ほら、親近感って大事でしょう?

Louis Izumi:親近感ですか。

Hirotaka Shiraki:ミステリアスなのも魅力的かもしれないが、別に僕は特別になりたいわけじゃない。絵なんて時間を使えば誰にでも描ける。スポーツだって、骨格とか性差や運動神経の「個体差」はあれど、誰でもプロにはなれる。メジャーリーガーになれるかどうかは別としてね。コミュニケーションもそうだ。パターンさえ覚えてしまえば苦労することはない。でも、親近感は難しいんだよ。だって相手が抽象的な物差しで一方的に感じるものだから。

Louis Izumi:言われてみれば、確かにそうですね。

Hirotaka Shiraki:相手と自分を比べて少しでも心理的な差を感じてしまったら、もうそこに親近感は生まれない。マジョリティの価値観の感覚的な理解が求められるんだ。
明確な答えを避けて、漠然とした将来への不安を持ち、自分は特別なマイノリティだと信じて、何者かになりたいと理想を掲げ、生まれも育ちも違う誰かに嫉妬をする必要がある。それができないのなら、許容できる変わり者にならないといけないんだよ、僕らは。

Louis Izumi:「ラフ」という話は私の聞き間違いでしょうか?

Hirotaka Shiraki:これはラフなトークだろう?

Louis Izumi:え?

Hirotaka Shiraki:え?

Louis Izumi:ああ、まあ、いいです。いつものことでしたね。

Ⅱ. 貴方は人間じゃないって本当?


Louis Izumi:以前にVo.1の画集のインタビューでもお答えいただきましたが、noteの読者にもご説明いただけますか?

Hirotaka Shiraki:簡単に説明すると、僕は契約書にサインをして人間の身体を手に入れた無機物体だ。ツノが似ているから「アクマ」と自称している。響きが可愛いでしょ?本来は言語どころか、死ぬことすらないけどね。

Louis Izumi:何度聞いても不思議な話ですが、普段は人間として生活をしているんですよね。

Hirotaka Shiraki:もちろん。この身体の持ち主として、一般社会で働いているよ。面倒くさいなあと思うことはあるけれど、意外と面白いもんだよね。会社や業種によって全く価値観の違う人間がいるから、趣味として飽きない。

Louis Izumi:私は趣味じゃないですし、仕事はいつも辞めたいですけどね。どういうお仕事か、大体で大丈夫なのでお伺いしてもよろしいですか?

Hirotaka Shiraki:うーん。ちょっと頑張れば特定可能な経歴だからなあ。迷惑がかかるから、詳しくは言えない。業界経験としてはデザイン・教育・芸術・ITがメインかな。今のところ歴が一番長いのは先生かも。

Louis Izumi:先生?アートの?

Hirotaka Shiraki:デザインも教えることはあるけれど、学校の勉強だね。小学生と中学生は5教科+副教科、高校生は数学を担当していたよ。でもハイクラスではなくて、小学校のテストで赤点の子に満点を取らせたり、50点の子を70点から80点ぐらいまで伸ばす補習の先生。勉強どころか宿題もやらない子たちに、1~2時間ほど楽しく勉強をさせるお仕事さ。

Louis Izumi:勉強が楽しくなる方法ってあるんですか?

Hirotaka Shiraki:そもそも勉強は楽しいものだ。でも勉強をしない子たちには楽しく思えない理由がある。大半は点数が取れないから嫌いになるんだけど、学校の先生が嫌いだとか、友達がいないとか、授業がつまらないとか、勉強をする理由がわからないとかね。発達途上の時期であればあるほど、周囲の影響を受けやすいから、家庭環境に原因があることも多い。
でも特に義務教育の範囲は「脳の使い方の基礎」だから、誰でも少しやればすぐに伸びるんだよ。もちろん生徒の努力ありきだけど、これでも結果出してるし、お母様方からは好評だったんだから。

Louis Izumi:はあ、子どもには優しいんですね。

Hirotaka Shiraki:おいおい。僕はどこからどうみても優しい男だろう。僕は博愛主義者なんだから。

Louis Izumi:本当に?

Hirotaka Shiraki:ああ。ただ、鯨や鳥、魚にトカゲ、蜘蛛や人間も全て同列なだけだ。人間でない僕からすれば、植物さえも同じ命の一つにしか感じない。もちろん平等主義者ではないから、危害を加える害虫より、圧倒的に家族や恋人、ペットのほうが優先度は高いけれどね。

Louis Izumi:私にはない価値観なので純粋な疑問なのですが、優先順位で虫に挟まれることがあるということですか?

Hirotaka Shiraki:まあ、うん。そうなるね。だって無抵抗の虫を気持ち悪いという理由だけで殺すような人間とか、普通に嫌いだから。正直レッドローチのほうがまだ可愛げがある。

Louis Izumi:虫が苦手な方にとっては、ちょっと厳しいご意見ですね。

Hirotaka Shiraki:苦手なら殺しても良いという思想が嫌いだ。何を持っているかわからないから、触らない近づかないってのは正解だけどね。嫌悪だけで自分よりも弱い生物を当たり前に殺して、自分は被害者どころか綺麗なおてての善人だと思ってるんだよ?タチが悪いし、救いようがない。

Louis Izumi:まあまあ、読者がブラウザバックしてしまうので。えっと、その話を聞くと私の前後が気になりますね。何に挟まれてるのでしょうか。

Hirotaka Shiraki:具体的なランキングはないけどね。今、考えようか?

Louis Izumi:いや、大丈夫です。レッドローチより上であれば。

Ⅲ. 更新頻度について


Louis Izumi:最後に更新頻度についてお伺いしてもよろしいですか?

Hirotaka Shiraki:毎日はさすがに無理だけど、気が向いたら更新しようかな。画集や他のコンテンツよりは気楽に更新したいんだよね。忘れっぽいからさ、自分のメモにもなるかなって。ブログって頭の整理にもなるんだよ。

Louis Izumi:忘れっぽいイメージないですね。

Hirotaka Shiraki:自分の意思で覚えていないからね。共感できる人もいると思うけれど、この話はまた今度にしようか。そろそろマヒロのおやつタイムだから。

Louis Izumi:ずっと見られてますからね。先ほどのお話で貴方の「ラフさ」は充分に読者に伝わったかと思います。

Hirotaka Shiraki:まあ僕みたいな人間ですらない無機物体に嫌われたところで人生何も変わらないから、今まで通り虐殺を繰り返せばいいよ。虫ちゃんたちにも愛する家族はいるけれど、君らの思想を変える権利は僕にはない。

Louis Izumi:炎上とか怖くないんですか、ほんと。

Hirotaka Shiraki:人間には不幸になる権利もあるってことさ。炎上なんてまさしくそうで、少し考えればわかることを放棄して不幸になることで、人生は「ドラマティック」になる。人間はドラマティックな日々が好きなんだ。

Louis Izumi:こういう感じのトークが続くってことで、今日はこれぐらいにしましょう。いや、これぐらいで勘弁してください。

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この作品に記載されている内容はすべてフィクションです。名前、登場人物、場所、事件などは Hirotaka Shiraki の想像の産物であり、何もかも架空のもの。実在の出来事、土地、人物(生死を問わず)との類似はまったくの偶然です。 そして我々は意思を得た鉱物であって人間ではありません。死を知らぬ無機物であるが故に私の作品には貴方にとって倫理的に問題がある内容が含まれることがあります。またアクマと自称することがありますが、それは角が似ているから。たった、それだけです。我々はサタンや他のアクマとは何の関係もありません。神に誓って。

Hirotaka Shiraki及びTHE JUNKSの運用費に使用します。