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風を起こすには?

遅まきながら、Bリーグ 2022-23シーズンのレギュラーシーズン全718試合のスタッツの収集を終えました。

再開のキッカケは、ひょんなことで『量産型リコ』が始まったからとでもいいますか。

オリジナリティって何だろう

『ツクッテクミタテテ』YAmaiさん

というドラマで(詳しい説明は公式サイトにお任せします)、ガンプラの制作に没頭するシーンも好きなところの1つです。

昨日の7月1日からBリーグの2023-24シーズンが始動したことにも背中を押された感じがします。

今回は、ガンダムの版権を持つバンダイナムコが経営権を持つ島根スサノオマジックの2022-23のスタッツを紹介したいと思います。

ここでタイトルの説明。島根スサノオマジックのチームスローガン風を起こそうに因みます。

そもそも風は気圧に差があるから発生します。気圧が高い方から低い方へ空気が押し出されて、風が起きるというメカニズム。東京ドームに入られたことがある方は、外に出られた時に強い風を感じた体験をされたことと思います。これは東京ドームの屋根膜が空気の圧力差で支えられているからです。

変な展開になっていませんか?と心配されている気もするので、手短にまとめたいと思います。気圧差を生み出すには、空気の重さも重要です。空気が重いと気圧は高くなる。圧の高さ重さが重要というところだけ覚えておいてもらえると幸いです。

ようやくスタッツ。まずは、4Factors。

次に攻守の40分あたりのスタッツと、順位・偏差値換算。

因みに、昨季の島根スサノオマジックの成績は48勝12敗の勝率8割。強豪揃いの西地区を2位で駆け上がり、2季連続でチャンピオンシップへの進出を果たしました。

スタッツからは様々な解釈ができますが、
・ターンオーバーが少なく、相手に簡単な得点機会を与えない
・3点シュートで効率良く得点を重ね、相手にはそれをさせない
ことが高い勝率に結びついているようです。

一方で、相手のターンオーバー率(Opp TO%)は24クラブ中7番目に低く、偏差値換算で40台。守備の圧の高さが出てくると変わってきそうです。

と書いたものの、昨季の島根は少ない人数で臨んだ試合も多く、
ビュフォード選手 35分21秒(2021-22シーズンでは、30分29秒)
安藤選手 35分20秒(2021-22シーズンでは、32分45秒)
と出場時間の長い選手もいたため、敢えて前線からの圧はかけずにいたとも読み取れます。
注)1試合40分です。昨季の60試合の中で延長で25分追加されていますが、それを加味しても1試合40分25秒。

もう1つ気になるのはリバウンド獲得率。ORB%は平均を下回り、DRB%
は平均並みの数字。ゴール下で争われる機会が多いリバウンドを制するには重さも大事。もちろん、チームとしての共通理解に基づいたオフェンスや、場所取りなども大事ですが。

2021-22は55試合中53試合に出場したニカ選手が、怪我で2022-23シーズンは60試合中42試合出場にとどまった影響もあったように思います。(もちろん、1選手の出場試合数だけで説明し尽せないことも理解しています。参考までに、2021-22シーズンはORB%33.2%のリーグ4位で偏差値60.2。DRB%は71.0%のリーグ9位で偏差値52.4)。

余計なこともたくさん書きましたが、2023-24シーズンの島根スサノオマジックにも注目です。

個人的には、京都ハンナリーズに在籍されていた晴山ケビン選手と、同じ名前の大橋 大空(ひろたか)選手の活躍に期待しています。

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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