2020-8-23 日記. ベンチャー企業の研究者: MRIの大規模データ解析について

きになるニュースが飛び込んできた. 

ABCD (Adolescent Brain Cognitive Development, N=3,928)という青年期の脳のデータセットとそれ以外のデータを用いて, 大脳皮質の厚みと行動の関係を緻密に調べている. 結構ショッキングで, N=2000ぐらいでないと安定的に結果が出ない可能性があって, どんどんMRIのデータ量が増えていくことになる.

結構大事なことがあって,

1. データフォーマットの共有

2. 解析のパイプラインの共通化

3. 事前登録などのバイアスを減らす仕組みの導入

4. multi-siteで解析をするときの手法開発

になるだろうと思っている.

ここら辺についても, 論文を書いて最近アクセプトされたので, きちんとまとめる予定がある. 

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