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メンターは選びたいよねぇ。

先日より、「Beautiful 40’s」にて「あの人の手のひら」というインタビュー連載をスタートしました。

守山さんとは出版社員時代のデジタル担当仲間。違う会社に所属していたものの、スマホとSNSの普及により、インターネットの誕生以来再びユーザーの情報行動がドラスティックに変わる最中に、「メディア企業として、コンテンツメーカーとして、出版社には何ができるか」なーんてことを共に考え、情報交換をしていました。当時はデジタル担当者ってまだ肩身が狭く(苦笑)、当時のデジタル担当仲間は同志って気持ちが私は未だに強いです。

ブランドコンサルタントとして独立した守山さんがメディアを作ったという話は、「Beautiful 40’s」公開当日の今年の立春に彼女のブログで知りました。

「Beautiful 40’s」の着想が生まれたのは、2015年。

後輩の30代の女性たちが
「歳をとるのが怖い」
「30過ぎると、年齢を言うのが恥ずかしい」
「周りの40代は、[オバさん]か[オカン]、
 または[極端に若作りの美魔女]ばかりで、
 自然な歳の取り方がわからない」
こんな風に、怯(おび)えているのを
続けざまに多数、目にしたことがきっかけでした。

そっかあ。そんなに歳をとるのが怖いのか。
40代、楽しいんだけどなあ。
歳を取ると、どんどんラクになる部分があるんだよ。
私の周りには素敵な40代がたくさんいるよ。

そんなことを、怯える若い後輩たちに
伝えたいと思っていた、2015年の暮れ。

冒頭のツイートの通り、私はすぐに「私も何か書きたい!」とリアクションをしたのですが、実は… 個人的な好みとしては、雑誌の頃から、私は世代でセグメントをしているものは好きではないんです。この点、おそらく天秤冥王星世代にあって、自身の太陽と月のオポジションが絡んできているからなんだろうなと占い師っぽい分析を添えておきますw(年齢関係なく好きなもので繋がれるネットに90年代から馴染んだのはそのため)。

でも、「たくさんのステキな40代」という、いろんな実例を紹介して、若い人が少しでも前向きになれたら良いのにという気持ちは私も強くありました。

最近では、人材育成の制度として“メンター制度”が広がっています。私の勤務先にもあります。大抵の場合が、組織が用意したメンターのお世話になるけれど、メンターって相談する方に選択権があって良いんじゃないかなって思うんです。昔の自然と生まれていた先輩後輩の関係ってそうだったと思うし。人と人には相性があるのは、占い師やっていると実感としてあります。

それに、経験値に根ざした自分なりの価値観がある30代の中には、参考にしたい理想像が自分の環境によっては得られない人が結構多いのではないかなと。

なので、私は自分のインタビューが得意というキャリアを生かして、メディア上での記事に限られてしまいますが、メンターの選択肢を与えられたらなと思ったのです。

ここでまた占いの話になりますが、私は東洋占術だと末代運、後輩に縁がないと言われる午未天中殺グループに中たります。先輩の器はないってわかってるんです。自分が誰かの先輩になるのはあきらめて、こういう形で役に立てれば良いなという次第です。

まだ連載は始まったばかり。近く2人目の方にお話を聞きに伺いますが、いろんな人にお会いして、様々な価値観、在り方を紹介していきたいなと思っています。

選択肢が増えれば増えるほど、可能性は広がりますからね。選択肢を広げるというのも、占いとは逆のアプローチ(私は占いは選択肢を絞るものだと考えてます)で面白いなと思います。

※メンター(mentor)
優れた指導者。助言者。恩師。顧問。信頼のおける相談相手。ギリシャ神話で、オデュッセウスがトロイア戦争に出陣するとき、自分の子供テレマコスを託したすぐれた指導者の名前メントール(Mentōr)から。
デジタル大辞泉(小学館)より


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