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心地よく働くための環境作り

GLOBIS Advent Calendar 2021」の11日目の記事です。

こんにちは。グロービスでGLOPLA LMSの開発をしているデザイナー(@フリーランス)の竹原です。

今年5月に仕事部屋を借りました。自宅から徒歩5分のところにある1K6畳の小さなアパートの一室です。

このnoteでは、自宅と仕事場を分けることにした背景と借りてからの半年間の振り返って、自身の働き方がどう変わったについてまとめてみたいと思います。


仕事環境を見直すきっかけ

我が家は僕と妻、子供2人の4人暮らしで、これまで出社とリモートワークを併用しながら特に問題もなく仕事をしてきました。

ところが僕と妻、二人揃ってのフルリモートワークが2年目に突入した今年、自宅を仕事場として働くことの問題が少しずつ表面化してきました。

具体的には、

  • 僕と妻が自宅で仕事をしていることで、子供たちに少なからず気を使わせている

  • 自宅書斎の日当たりが悪く、日中こもって仕事していると気持ちが滅入ってしまう

  • 仕事中心の生活に拍車がかかり、ON/OFFの切り替えができなくなった

妻は出社とリモートのハイブリッドな働き方にシフトしていきそうですが、僕自身は今後もリモートワーク中心の働き方になることを踏まえて、これを機に仕事環境を見直そうと思ったのです。

また、ON/OFFの切り替えについては、ここ数年いろいろな仕事を詰め込みすぎて朝起きてから夜眠くなるまでずっと仕事をしているような状況が続き、家族に話かけられても内容が全然頭に入っていなかったり、自己研鑽の時間を捻出できない余裕のなさ、心身の不健康さも感じるようになり、働き方の見直しの必要性も感じていました。

解決方法の検討

問題を解決するための方法としてまず思いついたのが、自宅のリフォーム、引っ越し、移住です。しかしそのための準備や家族への影響を考えると、実現コストが高すぎて現実味を持って検討するに至りませんでした。

そこで、いきなり理想を目指ざすのではなく、影響範囲が自分に留まる範囲で小さく解決するところから始めようと考え、部屋を借りて自宅と仕事場を切り分けるということを思いつきます。

部屋を借りるとなると月の維持費が気になりますが、支払いがきつくなってきたら引き払えばいいと考えたらリスクらしいリスクもないように感じました。

そもそも「仕事環境の見直し→仕事の成果アップ」が本来期待するところなので、始める前からマイナスを想像して1歩踏み出せない状況だと本末転倒だと考え、自宅と仕事場を切り分けたら問題解決になるか?の仮説検証をするくらいの気持ちで始めてみようと考えました。

物件選び

仕事部屋を借りるにあたって、

  • 月の維持費は7万円以下(家賃、ネット回線、水道光熱費全て込み)

  • 家族との生活時間は変えない

  • 保育園の送り迎え、夕飯作りなど家族のタスクも変わらずやる

  • 上記を踏まえて自宅から徒歩5分圏内が理想

  • これは仮説検証。理想をもとめない(←大事)

という条件を設定。すぐに不動産屋に相談したところ、条件に合う物件が少なく(そりゃそう)、2つ目に内見した自宅からもっとも近いアパートの角部屋が条件を満たし、且つ日当たりも最高だったのですぐに契約。

仕事部屋を借りようと思い立ってから物件を決めるまで1週間。利用目的と条件がはっきりしていたので物件選びは即決でした。

仕事部屋作り

物件が決まったので次は仕事部屋に必要な設備の準備。

こだわりはじめたら気に入ったものが見つかるまで永遠に買えなくなってしまう性格なので、どうしても譲れないデスクと椅子だけ欲しいものを買って、あとは自宅にあるものをかき集め、足りない備品だけ少し買い足しをして準備完了。

入居初日。壁紙が青いのは元からです

仕事部屋の本棚は2×4の木材を買ってきてDIYしました。DIYだと解体しやすく、仮に部屋を引き払うことになったとしても自宅の間取りに合わせて調整すれば再利用可能です。

フローリングの色味がどうしても気に入らなかったのでクッションフロアを購入して自分で張り替えました。植物を置くための台座はワトコオイルで着色し、洗濯機置き場はホームセンターで買ってきた板にマスキングテープで黒くしたもので塞ぎました。DIY楽しすぎる!

居心地よい空間作りに必要不可欠な趣味のアイテムや仕事道具も自宅から仕事部屋に引っ越し。

運用について

家族との生活時間は変えない、家族のタスクもこれまで通り行うことが条件なので、18時の娘のお迎え時間に合わせて帰宅。日替わりで夕飯の準備や習い事の送迎などもこれまでと変わらず行います。

Macbookなど業務に必要な道具は仕事部屋に置いて帰ることがほとんどなので、自宅に帰ってからの仕事はSlackのチェックやスマホでできる範囲のものになるべく留めるようにしています。

その代わりに、朝は遅くても7時台には仕事部屋に向かいチームの始業開始時間までに前日やり残した仕事を片付けたり、他の仕事をする時間に充てています。

イレギュラー対応や立て込む時にはこの限りではありませんが、基本的にはこの流れでほとんどの仕事をこなせています。

自宅と仕事場の棲み分けやルールについては、自分の中でのざっくりとした取り決めはあるものの、家族には特に公言せず、信用ベースのゆるふわな運用を心がけるほうが、余計なトラブルや負の感情が生まれにくいのではないかなと思っています。

半年間の振り返り

仕事部屋を借りてからの約半年間を振り返ってみると、デメリットは今のところなく、メリットばかりが目立つ印象です。

中でも大きかったのは、物理的に生活と仕事の空間を切り分けたことでON/OFFの切り替えができるようになり(というよりせざるを得なくなった)、生活リズムが安定し、気持ちに余裕が生まれたこと。

好きな仕事をやらせてもらってるのはいえ、いつも何かの課題やタスクに追われている精神的な負荷はそれなりにあったんだなと自覚しました。

仕事部屋にいられる時間が限られてるので、より集中して日中の業務に取り組めるようになったもの大きかったです。

人間ですから様々な事が要因で仕事に向き合う気持ちが停滞してしまう時期もあると思います。そういった時には、自ら能動的に生活環境に変化を起こすことで、自分自身に対してポジティブな刺激や緊張感も与えられるなとも思いました。

急激なワークスタイルの変化に対応すべく仕事環境を見直した1年でしたが、今後も定期的な見直しを行いながらよりよい仕事環境に最適化をしていきたいと思います。

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