各種申請書記入のコツ②
昨日に続いて、申請書記入時のコツについて記載していきます。
昨日の記事では、
●まずは相手のことを考える
●記入例のまま記載しない
●誰にでもわかりやすい言葉で記載する
ことが大事ですと申し上げました。本日は、実際に事業計画を作る際のコツを記載していきます。
まずは、「売り」を考える
事業計画の中心になるのが「売り」です。「売り」とは、顧客に対するアピールポイントのことで、自社の強みといってもいいでしょう。
どこが自社の「売り」で、その「売り」を活かして、何に取り組んでいきたいのかについて、まず考える必要があります。
「売り」を明確にすることで、筋の通った申請書に仕上がっていきます。
もしも「売り」が明確にわからない・・ということであれば、SWOT分析や3C分析、VRIO分析を活用してみてもいいでしょう。
将来実現したいストーリーを描く
補助金、助成金を獲得してどんな未来を実現したいのか、ストーリーを描くことは重要です。ただ補助金を得ることが目的になってしまっては、せっかくの補助金もうまく活用できませんし、そもそも採択される確率も低くなります。補助金を使うことで何をするのか、行動レベルで記載することで目標が明確になり、審査員にも対しても説得力を出すことができます。
ストーリーを描く際は、下記のポイントを意識していくといいでしょう。
・現状把握・・・なぜこの事業をするのか
・「売り」の明確化、顧客の特定・・・なぜ成功するのか
・ビジネスモデルの決定・・・どのようにして成功するのか
・目的の明確化・・・これから先どうなるのか
もっと細かくに考えるなら、5W2Hを意識していくといいかもしれません。そう、小学校で使ったアレです。
When(いつ)、Who(誰が)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのようにして)、How much(いくらで)
これらを書き出すことによって、事業を行う理由から、描いている未来までがとても明確に見えてきます。それらをもとに文章にしていけば、しっかりとしたストーリーが出来上がるでしょう。
端的にまとめる
「売り」が明確になり、ストーリーも描けてきたら、それらを端的にまとめる必要があります。昨日の記事①でもお伝えしましたが、審査員の方々は多忙です。ですので、いかに端的に「売り」やストーリーが伝わるかはとても重要になります。
そのためには、ポイントを箇条書きにする、図やグラフを活用する工夫が必要です。文章だけで全てを記載するとどうしても長くなってしまい、読みにくいものになります。そこでパワーポイントやワードのSmartartを使用すれば、きれいな図が簡単に描けるので使用してみるのはいかがでしょうか
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