2019年度中小企業診断士試験 事例2再現答案

2019年度中小企業診断士試験の事例2について私の再現答案を記載しました。当然ながら模範解答ではないので、解答骨子の作り方や解答の視点の参考程度に見て頂ければと思います。特に、問題3の設問1については、多くの方がターゲットを40~50代としている中、私は10~20代としていました・・それでも試験を通過できたので、解答は決して一つではなく、与件文や設定に沿い、解答の論理が通っていることが大事かなと実感いたしました。少しでも多くの方のお役に立てれば幸いです。
(得点開示72点でした)
●与件文と問題はこちら↓

2019年度中小企業診断士二次筆記試験 事例2

●第一問

【問題文】小型ショッピングモール開業を控えた2019年10月末時点のB社の状況につい て、SWOT分析をせよ。各要素について、①~④の解答欄にそれぞれ40字以内で説 明すること

【再現答案解答】
S:美術大学出身で、デザイン・コーディネート経験を持ち、ネイルの技術力が高いこと
W:商店街の中心部から遠い立地の悪さ。2人で業務を行っており、単価を下げられないこと。
O:商店街周辺が高級住宅地で、家族が多く、季節毎の商店街主催のイベントが多いこと
T:近隣のショッピングモールにオープンする低価格が売りの大手チェーンネイルサロン

●第二問

【問題文】B社社長は初回来店時に、予約受け付けや確認のために、インスタント・メッセン ジャー(インターネットによるメッセージ交換サービス)のアカウント(ユーザーID) を顧客に尋ねている。インスタント・メッセンジャーでは個別にメッセージを配信で きる。 このアカウントを用いて、デザインを重視する既存顧客の客単価を高めるために は、個別にどのような情報発信を行うべきか。100字以内で助言せよ。

【再現答案解答】初回来店から3~4週間後、オプションを付けた場合のデザイン画像と説明を送付する。初回来店時に得た要望をもとに、顧客の期待を超えるデザインを提案し、次回来店を促し、オプション付加により客単価を上げる。

第三問

【問題文】B社社長は2019年11月以降に顧客数が大幅に減少することを予想し、その分を補 うために商店街の他業種との協業を模索している。
(設問1) B社社長は減少するであろう顧客分を補うため、協業を通じた新規顧客のトライ アルが必要であると考えている。どのような協業相手と組んで、どのような顧客層 を獲得すべきか。理由と併せて100字以内で助言せよ。
(設問2) 協業を通じて獲得した顧客層をリピートにつなげるために、初回来店時に店内で の接客を通じてどのような提案をすべきか。価格プロモーション以外の提案につい て、理由と併せて100字以内で助言せよ。
【再現答案解答】

(設問1)商店街の貸衣装店や衣料品店、宝飾店と協業し、10~20代の新規顧客を獲得すべき。理由は、①X市は全国に比べて10~20代の人口割合が高く、②卒業式等イベントの機会が多く、③貸衣装等利用の機会があるため

(設問2)初回来店時に、①ネイルと衣装やアクセサリーのコーディネートを提案する。②季節感の表現を活かしたネイルの提案を行い、商店街周辺の季節のイベント毎の利用を促す。以上の付加価値を提供し、リピートにつなげる。

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