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メンタルの弱いあなたへ、かつて変わりたいと願ったあなたへ。

※メンタルが強い人は絶対に読まないでください。きっと知らなくていい世界です。


世の中の「成功者」って、どんなイメージだろうか?
きっとだいたいの人が、「ブレない」「メンタル強い」「カッコいい、素敵」「弱音を吐かない」といった印象を持つはず。
自分も、そのようなイメージを間違いなく持っている。心の強い人、ブレない人だけが成功できると。

でも自分は、残念ながらそうではない。
心はクソ弱いし、すぐ体を壊す。
すべてが快調、という事は、残念ながらここ最近覚えがない。
そして今、絶賛絶不調期間である。

これを読んでいる人にも、カッコよくてバリバリの成果を出す、著名で憧れの成功者と、自分自身のギャップに苦しむ方が、もしかしたらいるかもしれない。
ここでは、そんな「なれない」「なれなかった」人へ、せめて自分の体験が少しでも力になればと思い、絶不調な今、色々と書き記したいと思う。

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我々のような『身弱経営者』や『メンヘラ社会人』は、大体がそういった『強い成功者』『カッコいい人』に憧れ、努力しようとする。こんな自分は嫌だと。
でも、大体が挫折する。結果、やる前よりもっと心が折れる。めちゃくちゃ落ち込む。

でも、知っておいてほしい。みんながみんな、強い訳じゃない。実はメンタル弱い人だって、腐るほどいる。あなただけじゃない。

皆、うまく弱さを隠してるか、演じているだけとも聞く。
皆が憧れるような『強い人』だって、周りの期待に応えるために頑張るけど、ホントは自分の弱さを周りに押し出せず、心の中では悲鳴を挙げている人だって、きっと多いんじゃないかと思う。

もちろん、生まれもって体もメンタルも、めちゃくちゃ強い人だっている。それは間違いない。
そして、そんな「身強の天才」に、我々「身弱族」が憧れて、擬態しようとしても、所詮は中身カラッポになる。

だからこそ言えること。
それは、我々のような「身弱族」は、決して「身強の天才」達と同じ土俵に立ってはいけないといけないということだ。

憧れるのは分かる。カッコいいのも分かる。それらは我々は持っていない世界だから。
でも、そこで身強になろうとしては、決してならない。我々は彼らのようには、決してなれない。

最近私が学んでる陰陽五行の話をすると、人は生まれ持って、身強か身弱か、決まっているということだ。
もちろん後天的には、ある程度賄える、陽転する。でも、少なくとも生まれ持った強さを持っている化け物達と、同じ土俵で戦って、勝てるはずがない。

「いや、私は努力でひっくり返す!」と、頑張るのは自由だ。
でも今回、私が一番伝えたいのは、以下の内容に尽きる。


『弱さを受け入れ、弱者の戦い方を身に付けよ』
『ダメな自分のまま生きていけ。決して克服しようとするな』


メンタル弱くて、カッコ悪くて、誰からも憧れられない。
体も弱くて、迷惑かけてばかりいる、そんな自分のまま一生を生きていくという覚悟をするという事だ。

もう何度も言うように、生まれ持って強い人に憧れても、我々は決して、彼らのような天才にはなれない。クソメンタルのクソ雑魚なんだ。
だったらもう、克服しようとしないこと。そのままで生きていくという覚悟を持つことだ。

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ここで少し、私の例を書いていきたい。

ここまで読んでくれていれば、100%みんなが分かってくれていると思うが、私もかなりの身弱者だ。メンタルも、体も。

特に社会人になってから、この傾向は顕著で、何かあるとすぐ寝込むし、体調を崩す。
だいたいの場合、頑張りすぎると、その反動でどこかのタイミングで、爆発的に躁鬱の鬱に陥る。
さまざまな縁から、IT企業の社長という立場になった今でも、もちろんそれは変わっていない。

数年前は、そんな自分が心の底から嫌だった。変わりたいと思った。
自分を変えたくて、MLMをやってみたり、数百万掛かる教育に手を出してみたりした。でもやっぱり、もちろん、変わらなかった。

そんな自分が最終的に行き着いた結論は、
『もういいや、こんな自分で』
だった。
とことんダメで、メンタル最弱な自分で、一生を生きていく覚悟をした。開き直ることにした。

そんな、生まれて約30年間ずっと磨いてきてしまった弱さを、頑張って変えようとしたところで、所詮はたかが知れている。
偏差値でいうなら、生まれてからずっと偏差値30だった科目を努力したところで、せいぜい偏差値50ぐらいにしかならない。

なら、誰もが必ず持っている長所を活かす方向で努力した方が、よっぽど良い。
最初から偏差値60だった内容で努力した方が、偏差値70も75も狙える。
そしてその分野は、今を生き抜く上で必ず武器になっていくはずだ。
……いつだったか、そう思うようになった。

だから今は、メンタルが弱い自分を「そういうもん」と思っている。個性と開き直っている。
陰で笑いたければ笑え。悪口を言いたければ言ってろ。そう思っている。

時折、そんな自分のようなタイプの理解ができず、「圧力」をかけるタイプも確かにいる。
今はそのようなタイプと出会ったら、すぐさま距離を取る、もしくは一目散に逃げ出すようにしている。
合うタイプの人とだけ、一緒にいるし、一緒に仕事をするようにしている。

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参考までに、今の自分が闇堕ちした時の対処法を記しておく。

まずは、引きこもる。
次に、何もしない。何もしないことに罪悪感を持ってはいけない。
そして、気の知れている人に、徹底的に喋るようにする。その時には、どんなにカッコ悪いことでも、情けないことでも、ちゃんと全部話す。自分の中にリミットを付けないこと。
身近な人に言いにくいことであれば、今は便利な電話サービスがある。ココナラの愚痴聞きサービスを、最近は私は重用している。

とにかく大切なのは、「なんとかしよう」としないことだ。今は何かしようとしても無理なんだ。
無理やり体を動かそうとした方が、傷は癒えずに、余計に時間が掛かる。

それを繰り返していると、いつか必ず、浮上してくる。「あ、なんかそろそろいいかな」と思えてくる。
そしたらもう、しめたものである。後は勝手に体が動いているはず。

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……もちろん、これはただの私の体験だ。でも、参考にはしてほしいと思う。

これを読んでいる方の中には、「弱い自分をなんとかしたい」と思っている方もいるかもしれない。
そんな方に、ぜひとも伝えたい。変えようとしたところで無駄ということを。
変えるのではなく、弱者なりの戦略、ダメな自分なりのやり方を考え出す方が、生き抜く上でとても重要ということを。

弱い自分を認めていこう。まずはそこから始まる。

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