村西とおる監督から学んだ事
これまでインタビューしてきた中でも特に印象に残っている人が何人かいます。
その1人がAV監督の村西とおるさんです。
前回まで偉そうにインタビュー取材のコツみたいな事を書いてきましたが、そういう小手先の技とか全てどうでも良くなって、純粋にめちゃくちゃ楽しい現場が稀にあります。
村西さんは世間的な常識のことごとく逆を行きます。例えばこんなふうに。
○営業マンは聴き上手な方が良い
→営業マンが聞き上手になってどうする。私が相手に会ったら、少なくとも向こう10年間は私のことを忘れさせないだけの情報とパッションを持って関わらせていただく。私に15分頂ければかつてないほどの収穫がありますよ、という信念のもとに話をしていかないといけません。営業マンは30分喋ったら限界なようじゃダメ。3時間でも4時間でも話せなければ務まらない。
○成功者に学び、生き方を参考にする
→孫さんや柳井さんの成功談を聞いてもしょうがない。人間24時間のうち働けるのはせいぜい15~16時間ぐらい。それでも、彼らの年収の何倍も稼げるということはあり得ない。それを一生懸命参考にしても、しょうがない。
その時の記事はこちら。
村西とおるの生き様からビジネスマンは何を学ぶべきか
http://net.keizaikai.co.jp/archives/42144
インタビュアーの私が、圧倒的に押しきられているのが分かると思います。
これ言っちゃ身も蓋もないんですが、突出した個性は凡人の知恵や工夫など簡単に凌駕してしまいます。でも、それもまたインタビューの楽しさなのです。
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