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親のイメージ

以前、「いい子」すなわち、親ひいてはまわりの目を気にして、自分を抑えてしまうことについて書きました。

そして、その「いい子」を脱却するには3つの愛のバランスが必要だと。


今日は、自分の親に対してどんなイメージをもっているのか、少し時間をとって感じてみてください。

①両親がベストカップルで本当に愛し合っていて、自分の誕生を待ちに待っている。
②自分が幸せに、満足するように生きることを喜んでくれる。
③自分が無力なときは、必ず救ってもらえる。

少し言い換えてみます。

  • あなたのご両親は、心の底から愛し合っていると感じますか?

  • あなたのご両親は、あなたが生まれてくれたことに感謝し、あなたのことを無条件で受け容れ、応援してくれていますか?

  • あなたのご両親は、あなたが困ってどうしようもなくなった時、黙って助けてくれますか?

あなたがもし、ご両親をこんなふうに感じない場合、
自分の気持ちを抑えてしまってまわりに合わせる「イイコ」(自己抑制が高い)だったり、自分の本当の気持ちさえわからない状態(感情認知困難)になってしまっているかもしれません。

①両親の愛情交流が欠如し、自分の誕生を本当には願っていない。
②言うことを聞いてイイコでいれば愛してもらえるが、そうでなければ見捨てられるかもしれない「条件つき愛」の親。
③自分が無力なときに救ってもらえそうもない。

このような親のマイナスイメージは、
緊張感、不眠、食欲不振、心身症などをつくり出す
と宗像恒次は言います。

人にどう思われているかと絶えず不安に感じ、
「人に嫌われないようにちゃんとしなくちゃ」「自分ひとりでやるしかない」などと
心の声で自分を叱咤しながらも、

怖さがあるためにそれが実行できず、
「人は自分のことをどうしてわかってくれないのだろう」という不満をふくらませていく悪循環のなかにいる

宗像恒次:SAT療法(2006、金子書房)

いまのあなたは、どうですか?

人は他人から無条件に愛されることで、自分を愛することができるようになる。
自分を愛せると、他人を無条件に愛することができるようになる。

SAT(ヘルスカウンセリング)はこの「愛」を育む技法なのです。
ヘルスカウンセリングセミナーの中では、こういうよくない親のイメージをいいイメージに書き換える方法を学びます。
自分の頭の中で、おかあさん、おとうさんが、いつもにこやかに笑っていると、自分の調子はとてもよくなります。



今日は、2009年8月8日に私が書いたブログを改変してここに移してみました。

いかがでしたか?

私の両親は教員で、長い間「いい子」を演じ、身体に様々な症状を出して苦しみました。

自分の存在価値を人を助けることの中に得ようとすると「救世主症候群」にさえなってしまうことも紹介しましたね。

日本人は、いまだにマスクを外せない人がたくさんいます。
どれだけ「まわりの目が恐い」のだろうかと、いまの私は思ってしまいます。

自分を抑え、なにも言わないけれども、そんな自分のことをまわりに分かってほしいと思う。

なんと、不健康なのでしょう。

思っているだけでは、あなたの気持ちは伝わらないのです。
まわりを信じ、勇気を出して、自分の想いを、ことばにして伝えていきましょう!

伝え方についてはサッ!とメントレ塾でも学んでいただけます。


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