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二拠点生活の候補先をどう選定するか?

以前から興味のあった、二拠点生活。2年半ほど前からフリーランスとなり、ある意味どこでも仕事ができる立場のため、いつかは動こうと考えていた。しかし、目の前にある仕事と日々の生活で手いっぱい。たまにYahoo!ニュースやNewspicksなどでレコメンドされる記事を見ながら知見だけ溜めるという日々が続いていた。

東カレに特集されたことでお尻に火がついた

転機となったのは2019年の春ごろ。SUUMOの記事かで、二十代の首都圏での就業者のうち、高い割合で二拠点生活を希望している、という数字を見たことが契機となった。一昨年ぐらいからチラホラ、メディアやSNSなどでも話題に上がっていたし、働き方改革という名のもとで進められる、大手企業中心ながらリモートワークが普及してきていることも背景にあるのだと思う。そして、決定打となったのが、東京カレンダーの以下特集だ。

東京デュアルライフ~2拠点目を選ぶ大人の事情~
https://tokyo-calendar.jp/story/8972
(東カレのサイトがOGP設定しっかりしていなかったのでURLで貼り付け)

扱われている内容はお決まりの「東カレイズム」が貫かれている内容なので省略するけど、「流行に敏感」を自称する東カレが特集するということはすなわち、二拠点生活というものに対し、世間の注目が集まりつつあるわけだと理解し、選択肢に自由度が少なくなる前に動こう、と思った次第だ。

二拠点目の候補となったのは著名な別荘地ふたつ

もともと2018年末にクルマを購入して以降、関東近郊に頻繁に足を運び、住みやすさを調査したりしていたので、ある程度の目星はつけていた。その場所は山梨県北杜市か、栃木県那須塩原市。避暑地、別荘地として首都圏の人々の訪問も多いところだ。ともに山麓のため、水と空気の良さは抜群。そして観光資産も多い。北杜市は八ヶ岳、那須塩原市は那須岳の麓であり、どちらも温泉が湧いている。特に那須塩原の泉質は素晴らしいの一言に尽きる。北杜市は南アルプスもすぐそば、少し足を伸ばせば北アルプスにも行ける距離に位置している。

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それぞれ、都会に住み続けた人間からすれば魅力が溢れる街だ。ここ数年は相場観をチェックしていないが、バブル期に建てられた別荘地が格安で売り出されていたので、そうした物件をうまく入手できれば自然に溢れる場所を拠点にするのも夢ではない。しかし、わかりやすぐらいに魅力的な部分が多いがゆえ、同じように考える人も少なくないだろう。

別荘地は都会暮らしの人にオススメ!?

北杜市は一時期、自治会が移住者に対してゴミ収集所の利用を拒否したことなどがSNSやニュースサイトなどでも話題になっていた。実際、現地在住の方にお話を伺ったところ、地区によってはそういったこともあるという。その方は東京からの移住組ながら、別荘地に居を構えたこともあり、そういったひどい目には遭わなかったそうだ。以下、「田舎暮らしの教科書」でも別荘地に住まうことをひとつの選択肢として提案しているが、理にかなった話だと思う。

別荘地を二拠点目に選定する場合、以下3つの選択肢が考えられる。

1)別荘地の土地を購入し、家を建てる
2)中古で修繕が少ない別荘を購入する
3)中古で修繕必要な別荘を購入し、修繕する

「土地+建物」だと概ね、1)→2)→3)の順で安くなっていく。逆に、自分の理想形を手に入れられる確率は1)→3)→2)となるだろう。もちろん、奇跡的に自分の理想に近い物件が中古で出てくる可能性もあるだろうが、そうなると物件の入手において長期戦を覚悟することになる。さらに、別荘として建てられた家の場合、避暑で短期的な滞在を前提に作られているものが少なくない。そのため、二拠点目として通年生活するには不足する部分もあるだろう。また、何よりも二拠点目としての選択として、予算的に少し大きくなりかねないとも考えるようになった。物件をウェブ上でいろいろチェックするうちに冷静になり、別荘地を二拠点目にする、という選択を一度リセットすることに決めた。

二拠点目の候補探しは転職先選定と似ているかも

リセットするにあたり、改めて二拠点目含め、どういった生活を想定し、どのように生計を立て、何がマストで何がウォントなのかを整理することにしてみた。僕は一時期、マンション購入を検討し、契約一歩手前というところまでいったが、最終的に購入を見送った経験がある。購入エリアを自分の馴染みある場所に絞り込んでいたため、場所の選定に対し深く考えることはなかった。しかし今回、二拠点目をどこにするかを考えるにあたり、どの地域に住まうかを検討するのは本当に難しいと感じている。この感覚は転職活動の時の転職先選定と近しいところがある。そのあたりの難しさなどについて今後、少しずつ内容を区切って説明していこうと思う。

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