日本国憲法

素人による素人のための憲法論事始め

大木ヒロシ
2020/03/01 21:20
我が国は「立憲主義」体制の国です。
ご存知の通り、現憲法の第一条は「天皇の地位と主権在民」です。「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」とあります。ですから、立憲民主主義体制の国という事になります。
我々、国民の一人ひとりが個人として自由でありかつ尊重されるべき存在であり、そうした個人の権利を憲法に準じて国家権力に侵害されないようにするのが、立憲民主主義だという事になります。しかし、主権者たる私たちは私たちの人権を擁護する憲法を私たちの力で手にしたのか、少なくとも真の意味で理解しているのかが、私自身に思いを寄せると甚だ疑問なのです。
戦後70年経て、いろいろと改憲論が言われています。SNSを通した交流が盛んになり個々人がメディア化した今、発言者の利己的で恣意的な意見や発言に踊らされているような場面に出くわすこともままあります。日本人の良点である伝統的なアイデンティティを後世に伝えこれからの時代をより良く、より強く生き抜いていくために、憲法の素人であり大多数である一般国民の目線で「日本国憲法」を見直す時期に来ているのではないかと思います。
ですから、素人目線で現憲法を見て考えてみたいのです。
どうぞ、お付き合い下さい。そしてお知恵をお貸しください。

大木ヒロシ

次回は「日本国憲法」の問題1
3回目は「日本国憲法」の問題2

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