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夕暮れの小雪の中で人々はいのりも絶えてひざまずくのみ
今年も3月11日がめぐってくる。あれから、もう12年が経つ。われわれ人類は、文明を謳歌し、地球を支配していると信じ込んでいる。しかし、それがいかに不遜な思い上がりであるかを、自然をつかさどる神は、時に厳しく我々に教えてくれるのだ。
「神よ、なぜ無辜(むこ)の人びとを救ってくださらなかったのですか」
決して答えは返って来ない。疲れ果て、涙も涸れ果て、そして、ようやく祈りの意味にたどり着いた感覚になるのだった。
2011年 東日本大震災
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