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細身を選ぶ勇気

細身ファッションのウケが悪い。
ウケが悪いというのは、リアルな社会生活ではなく…YouTubeの動画上である。特にファッション系ユーチューバーのげんじさんは細身のジーンズやパンツを2024年の今全否定しています。げんじさんの動画を見ると、やっぱり2024年の今は細身のシルエットのパンツはNGなのかな?と強く感じますね。しかし、どうしてもワイド系のパンツを着用する気になれない。
どうすれば良いだろう?と悩んでいた時、たまたまYouTubeでミュージシャンの河村隆一さんのミュージックビデオを見ました。割と最近のものです。あえて曲名は出しませんが、そのミュージックビデオの中で河村隆一さんが細身のデニムパンツを着用していたんです。上半身はジャケットにシャツでネクタイもして、足元はブーツでした。そのビジュアルが私の目にはとても美しく映ってしまい、やっぱり細身のシルエットってカッコいいな&素敵だなと再認識してしまったのです。
ちなみに、私は別にエディスリマンが好きな訳ではありません。過去のディオールオムが特に好きだった訳でもありません。トレンドに流されてディオールオムのアイテムを購入した時期もありましたが。ナンバーナインは好きでした。
20代の頃は本当にタイトファッションに包まれて楽しかったのですが、今のワイドシルエットがあまり好きになれないのです。ちなみに今45歳。YouTube上でげんじさんが細身のパンツを否定してダボダボとしたシルエットのパンツを一生懸命ロジカルに提案してきても…河村隆一のミュージックビデオ一発で全て吹き飛んで、細身のシルエット美しい!と心から思ってしまうんですよ。
勿論、毎日ダイエットと筋トレはしています。美味しい物を食べるという選択肢を捨てストイックに食事制限をして腕立て伏せと腹筋を毎日1000回·スクワットを100回しています。ま、それでも20代の頃と比較すると体重は増えてはいるんですけどね。只、やっぱり細身のパンツって美しいし、細身のパンツを着用するためにダイエットや筋トレ等の自分磨きを頑張ろとも思えるのです。上半身は少しゆったりでも良いと思いますけど、下半身はある程度細身のシルエットをセレクトしたいですね。
ここまで書くと、細身ファッションは河村隆一がするから美しいんだよと皆思うでしょうが、意識が本能的に動いて細身のシルエットに向かうというのは良い事だと感じます。最初は強い憧れから入って目標に向かって努力をするというのはプラスだと思います。受験勉強と同じですね。第一志望の高校や大学に向かって勉強して模擬試験を受けて結果を見て新しく課題を見つけ対策して再度勉強して模擬試験を受ける…その過程は全く無駄にはならないと思うのです。
だから、自分が心から美しいと思えるファッションビジュアルを追求して、それが2024年の今にドンズバにハマらなくても良いとは思うんですけどね。個人的に、ですけど。細身のシルエットをセレクトするというのは、同時に自分磨きも課せられるのです。毎日、体重や体脂肪率を測ったりスタジオでプロのカメラマンに写真を撮影してもらい自分を客観視したり…大変です。それに若いエッジの効いた方々から時代遅れと思われたり、細身のファッションをセレクトする事で多くの痛みを伴います。それでも…細身のシルエットが好きなんです。それは、2024年の今も変わりません。だから、リスクや痛みを伴うという条件付きで細身のファッションをセレクトする勇気がもっと欲しい。ちゃんとワイドシルエットの方々に敬意を払ったり、コーディネートを全身細身にするのではなくオーバーサイズのアイテムと上手にセンスよくミックスすれば細身のファッションが少しは魅力的に見えると思うんです。
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。最後にミュージシャンの河村隆一さんを知らない方も多いと思います。とても美しい方なので河村隆一さんを知らない若い方々はGoogleで検索してみて下さい。

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