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“心の壁”を壊せる未来のユニコーンは誰だ!アクセラレーションプログラム完結

広島から、ユニコーン企業に匹敵する企業を10年で10社創出する「ひろしまユニコーン10」プロジェクト。

「そんなことできるの?」
「ムリがあるんじゃない?」
そんな“心の壁”があるうちは実現しません!と、湯﨑英彦知事の熱い呼びかけで、HIROSHIMA UNICORN10 STARTUP ACCELERATION(アクセラレーションプログラム)のデモデイは幕を開けました。

3月9日(木)、急成長を目指すスタートアップ12社の成果を間近で見ようとコワーキング施設Hiromalab(広島市中区)にたくさんの人が集まり、前回に続きまたも満員に!

会場は終始熱気に包まれました!

トークセッション、成果発表と熱いセッションが続き、その熱量のままついに最優秀賞・優秀賞が発表されました。

受賞された皆さんおめでとうございます!

受賞者は、
・広島県の産業とのシナジー
・事業の新規性や成長性、技術の革新性
・個人やメンバーの熱量
・本プログラムにおける進捗
の点で特に優れていたと評価されました。

採択12社による約4カ月の成果やトークセッションは、YouTubeでご覧いただけます。

広島県、そして「ひろしまユニコーン10」では、ユニコーンに匹敵する企業を生み出すべく、挑戦する企業をこれからも応援していきます!

ここからは、トークセッションと最優秀賞・優秀賞に選ばれた3社をご紹介します。

▼セッション1「広島からユニコーンを目指す企業の挑戦を通じた広島の未来」


<登壇者>
広島県知事 湯﨑 英彦
イーストベンチャーズ株式会社
 フェロー 大柴 貴紀さん
株式会社カラダノート
 取締役コーポレーション本部長 平岡 晃さん
フォースタートアップス株式会社
 代表取締役社長 志水 雄一郎さん
<モデレーター>
フォースタートアップス株式会社
 アクセラレーション本部 パブリックアフェアーズグループ
 マネージャー 小田 健博さん


―今回の伴走支援を通じての感想や、事業成長において大切なこととは。

平岡:月1回のハンズオンメンターでは、事業そのものの内容よりも、「本当にそうなのか」という問いかけを常に意識しました。挑戦企業の事業の解像度は、短期間でかなりブラッシュアップしたと感じています。
湯﨑:自分が起業したばかりの時に苦労したことは、大企業から来た人、ベンチャー企業から来た人など、様々な属性の500人以上の社員をまとめ上げること。急成長のためには、社員全員が納得の上で事業を進めていくことが大事です。また、既存の市場でなく、新たな市場を作ることも大変だと思います。
志水:今後、カーブアウト型の企業も増えていくでしょう。日本の未来ために部下を解き放って全面的に応援できる心構えが、スピンアウトさせる側の社員にあるかどうか。落ちぶれた日本に新しい産業をつくるために、背中が押せたら日本は変わるはずです。
大芝:優れた起業家とは、現時点で優れている人ではなく、昨日と今日の差分が大きい人。今回のアクセラレーションプログラムは一度完結するが、次のプログラムとの間をつなぐコミュニティがあってもいいのではないでしょうか。
小田:このような伴走支援によって、エコシステムプレーヤーをさらに増やしていきたいと思っています。

―あと9年続く「ひろしまユニコーン10」。今後の広島県に期待することは。

平岡:同じフェーズにいる方と悩みを共有でき、切磋琢磨できるコミュニティ。さらに、県で実施している様々なプログラムの採択者が優先的に他のプログラムに採択されるなど、継続性があると支援の濃度も上がるのではないでしょうか。
大柴:「東京より入ってくる情報が少ないからできない」と言わないこと。情報はインターネットで得られます。心のストッパーを外して、ムーブメントが起こることを期待しています。
志水:なぜ起業したのか、常に立ち返ってほしいです。世界の成功者が起業した年齢は平均45歳。人生何毛作でもできます。優秀な方はぜひ起業して、日本を代表するユニコーンを生み出してほしいです。
湯﨑:個人も会社も、折れてもいいんです。折れたままにならず、何度も修正すればいい。これまでも広島から生まれたユニコーンはあります。だから必ずできるんです。みんなで進めていくために、これからも様々な形での支援をお願いします。

▼セッション2「HIROSHIMA UNICORN 10 STARTUP ACCELERATION」成果発表会

最優秀賞/セディカル株式会社「すべての人が食と健康を楽しめる世界へ」
代表取締役社長 宮田 和季さん

増加する二型糖尿病患者。この問題を解決するために、予防医学に基づいたフリーフロムスイーツ「メディカレート」を作りました。食後も血糖値がほとんど上昇しないだけでなく、市販のチョコレートの基準値の2倍の甘さとまろやかさを実現していることが証明されています。

受賞のコメント
予想もしていない受賞に「うそでしょ」という気持ちです。口に出したからには、GAFAMを超える企業を目指していきます。引き続き応援をよろしくお願いします。

優秀賞/
株式会社Flying Cell「細胞治療のプラットフォームビジネス」
代表取締役 兼古 憲生さん

細胞治療を効率的に行うために、細胞に磁性化粒子を入れて磁力によって外部から引っ張ることで、低侵襲性と安定した治療効果の実現を目指します。

優秀賞/プラチナバイオ株式会社「ゲノム編集とバイオDXで未来を拓く」
代表取締役CEO 奥原 啓輔さん

バイオ産業で革命を起こすために乗り越えるべき課題を解決するために、産業で使われる生物のターゲットとなる遺伝子を選定し、その遺伝子に対してゲノム編集を導入してプログラミングを行います。

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