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ワンピース実写版は成功するか

30年前にアメリカに留学をしていた。家族を連れていたこと。子供がまだ小さかったこと。それほどお金を使いたくなかったこと。そういったことが重なって近くでなにか楽しめるのはないか。よくいったのが映画だった。映画といっても字幕はない。わたしはなんとか英語がわかるものの女房はそれほどわからない。でもなんとか楽しめないか。見たのがアニメの美女と野獣だった。あれはなんとか楽しめた。ストーリーがわかっていたためである。

その後美女と野獣は実写版としても成功した。美しい魅力的なエマ・ワトソン演じる映画として十分に楽しめた。さらにこの夏からはリトルマーメイドが実写版として映画館で上映されている。さてワンピースはうまくいくのだろうか。

あるオンラインイベントでワンピースの実写版について話をした。ネットフィリックスが年内にワンピース実写版を公開するという。ハリウッドでは待ち遠しく楽しみにしている人が多い。ただネットフィリックスはこれまで漫画を実写にしてリリースしたもののあまりうまくいかなかったものも多い。そこでイベントに参加してきたひとに楽しみにしているのか。それともちょっと心配なのか。そのあたりを聞いてみた。

聞いてみるつもりだったけど話はどんどん変な方向にいってしまった。

イベントに参加してきたのはわたし以外は女性3名だった。シニアの女性が2名。30代の女性が1名だった。これは女性目線での話になるなという嫌な予感はした。

ある人がいった。うまくいくのではないか。ワンピースはだれでも知っている。30年続いている人気の高い作品である。だれもが見たがるに違いない。実写版でもルフィはルフィ。主人公の魅力は十分に伝わるであろう。

しかしどうなのか。年配の女性が加わった。漫画での表現と実写での表現はどこか違うのではないか。それを楽しむことができるのだろうか。ルフィは漫画の中では実写で到底できないような形になったりする。実写では限界があるのではないか。

そして次のシニアの女性が加わった。なんとか成功するのではないか。ドラえもんを実写映画にすることも不可能ではない。これはなんのことをいっているのかわからない。サザエさんですら実写になったではないか。であればちびまる子ちゃんやチコちゃんですら実写化できるのはないか。ここまでくると相当話がずれてくる。

短い時間ではあったがなんとなく合意したのは古くからのファンであっても実写版はそれなりに楽しめるのではないか。紙で楽しんだワンピースの思い出を持ちながら。新しい実写版として違ったワンピースを楽しめることができる。そんな結論ぽいことでイベントは終わった。

はたしてどうだろう。どうも違和感が残る。ワンピースの実写をまだ見ていないからなんともいえない。成功するかどうかはだれにもわからない。

美女と野獣は成功した。そうわたしの中では解釈している。ただリトルマーメイドはちょっと無理があるのではないか。そんな懐疑的な見方を持っている。さてワンピースはどうなるか。

1993年の美女と野獣が実写版になりそれを楽しめることができた。いまの傾向として成功した紙ベースの漫画が実写化されている。はたしてファンの方の心境はどうだろうか。やはり楽しみにしている人とちょっと心配な人と半々だろうか。