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みさと公園にいる釣り人の悪いマナーにあきれる

千葉県東葛地区に住んで35年。子供が小さい時には近くの公園にいって遊ばせていた。最初の頃は歩いて行ける小さな公園にいっていた。そこには砂場やブランコがありお昼まで遊んで昼寝をしていた。ところが次第に身体が大きくなり体力がつくと行動半径が広がる。そうすると大きな公園にいきたくなる。たとえ少し離れていても広い公園がよくなる。

そんなときにクルマでつれていったのが埼玉県の三郷公園だった。そこは東京都葛飾区の水元公園とつながっている。都県の境には大きな貯水池のようなところがあって周りには森林や広場があってなかなかの景観だ。そして貯水池には魚がいる。鳥がえさをとるためにやってくる。のんびりするにはお勧めなところだ。

わたしは長男が小学生のころにはここで遊ばせておいて1.5キロのウォーキングコースを歩くのが気に入っていた。

お盆休みになる前の朝、久しぶりにコースを歩いて見た。見慣れた景色と比較的閑散としていた。1時間ほどゆっくりコースを歩いてこれからクルマに乗って帰ろうとしていた。そこで池に面したコースのコーナーを曲がりかけたときにふと下を見ると何かがあることに気づいた。いままで見かけたことのないものだった。

それは釣りの仕掛けだった。おもりがついている。透明に近い太い糸がからまっている。まさか針はないだろうと見たとき、釣り針がついたまま、ウォーキングコースに捨てられていた。一体だれが何をしたのだろうか。わたしは目を疑った。そして仕掛けを手にとってしばらく眺めていた。

するとごみ拾いをしている係りのひとが近寄ってきた。この袋の中にいれてください。はい、わかりました。これでいいですか。わたしは思わず清掃員のひとに聞いてみた。こういうものを捨てていく釣り人がいるんですか。清掃員のひとの話を5分ほど聞いてみた。家に帰ってその話を振り返りながら書いている。

それは公園に来る人のマナーが悪くて困っているとのことだった。いろいろなひとが来るけれどもごみを持ち帰ることがない。その中でも釣り人のマナーの悪さは特にひどいということだった。

というのは清掃員仲間が本来捨ててはいけない釣りの仕掛を拾おうとしたところ針が指にささってしまった。それがなかなか抜けることができない。そのため病院にいかざるをえなかったそうだ。病院では針で縫わなければならなかった。

そして痛みが2日ほどひかず鎮痛剤を飲まなければならかなった。

わたしは清掃員のかたに聞いてみた。その手術と薬物の費用はだれが払ったんですか。被害をうけた清掃員仲間の方でしょうか。そのとおりだ。ごみを処理しようとした仲間が傷を負い、医療行為への費用を支払った。そして薬物費用も実費だったという。なかなか痛みがひかなかったという。

5分ほどしてその清掃員の方とはあいさつをした。

このマナーの悪さには腹がたった。わたしはあいさつをするときに清掃員にいった。わたしであれば監視カメラをつけてもらう。そのカメラに映った仕掛けを捨てた釣り人を摘発するであろう。こういった行為がどれだけの被害をもたらすのか。それを本人にわかってもらうようにする。そして費用代を支払ってもらう。さらにはしばらく三郷公園で釣りをさせないように指導をしてもらう。これだけの迷惑行為につながるのだ。

わたしは子供と遊んでいた頃の三郷公園を知っている。比較的きれいに手入れがされておりいついってもごみのことは気にならなかった。そのため安心して時間が来るまでこどもを遊ばせていた。駐車場代が課金される時間の区切りを待って遊ばせておいた。そのため、けがをしたことはなかった。ごみは落ちていなかったためだ。

しかし釣りの仕掛けが捨てられており、釣り針が処分されてないまま、ウォーキングコースに捨てられているとなると話はちょっと違うであろう。こどもたちはあまり近づかないが、ウォーキング、ジョギング、ランニングをするひとたちがいる。またシニアの人たちが貯水池のベンチにすわってのんびりしているのだ。

あってはならない釣り人のマナーの悪さにあきれてしまった。