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安全資産としての金価格の上昇 2020/07

   国際指標としてはNY金先物市場。2020年7月1日(日本)時間深夜に一時1オンス1804ドルまで上昇(2011年11月以来の高値 1800ドル突破 なお4月に一時1788ドルと2012年以来の高値):背景 コロナ感染再拡大懸念(世界景気の回復遅れる 先進国の資金が金市場へ 現物との裁定が働きにくい:金の移動・溶解が実際に困難であることも先物上昇の一因) 金融緩和長期化の観測(6月10日FOMC 2022年末までゼロ金利政策継続方針示す→金利がつかない金にとって金利上げという下げ材料が当面ない) 米中対立 投機筋の資金流入 財政・ドル・株式・原油・プラチナ → 金 へ)(写真は心光寺の石仏、画面では切れて見えないが画面右側には元禄十一年1698年とあり、左側に元禄十二年十二月二十九日とあり、右側には女性(信女)そして左側には子供(童子)の法名らしきものが書かれている。日付けはそれぞれが亡くなった日であろうか。)
NY金相場 チャート

金ETFへの資金流入 年金、ヘッジファンドなどの資金が流入 年金の中長期資金は利益確定売りが出にくく金高値につながる(2020年3月中旬 NY株価が大きくさげた時、NY金先物は一時大きく下げる局面もあった。)また世界各国の中央銀行が金購入を増やしている。中国やロシア、インド、ポーランドなどは米国債から金にシフトしている。こうしたことが金価格上昇につながっている。

東京商品取引所の金先物 上場来最高値更新(6月29日に一時1グラム6145円)田中貴金属の小売価格6月30日1グラム6762円(税込み)
2020年7月1日東京商品取引所金先物 清算値1グラム6182円
なお 2020年7月27日から 金先物などは 大阪取引所に移された。いわゆる「総合取引所」構想実現のためにである。
金先物相場表(北辰物産)
   田中貴金属の小売価格は1グラム6826円(税込み) 
田中貴金属 金相場


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