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本郷弓町のクスノキ

 営団地下鉄本郷三丁目からが近い。ただ本郷三丁目から行くと本郷台中学の裏通りのさらに裏の通り沿いになる(地番は本郷一丁目)。本郷三丁目から歩くなら春日通まで出て、春日方面に進み2本目の辻を左に入る。あるいは春日町交差点から真砂坂(東富坂)の右側(南側=本郷一丁目側)を上がり、2つ目の辻をはいるのでもよい。マンションの間に巨樹が見える。北側(真砂坂上側)から(下図)よりは、南側(壱岐坂側)から見ると形がいい(見出し上図)。
 これは樹齢600年とされるクスノキ(楠)である。幹回り8.4m、高さ20mとされる。樹齢400年という「善光寺坂のムクノキ」は文京区の天然記念物であるが、こちらの方が樹齢は古い。この木は文京区の保護樹木として保護されており(文京区の保護樹木制度)、説明板に文京区最大の樹木とある。しかしおそらく最古の樹木でもある。戦災の跡が見られないが、これは本郷地区が空襲の被害を免れた史実と対応する。太い根の形はとても綺麗で品があり、高級マンションの入り口にふさわしい。
 アクセス 地下鉄本郷三丁目から徒歩5分。地下鉄春日から徒歩10分。

本郷弓町のクス 2001頃撮影 「東京の樹」より
本郷弓町のクスノキ 2010/07撮影 「巨樹と花のページ」より
関東の巨木リスト   「巨樹と花のページ」より
本郷弓町のクス 2013/02撮影 「出会った巨樹」より
本郷弓町のクスノキ 2020/02撮影 「巨樹探訪」より

春日通りからこのように見える
天部分
幹中央部分
根本部分


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