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豊海橋(とよみばし)
永代橋を見に行くため、東京駅丸の内北口から錦糸町行きバスに乗り、「永代橋」で降りて何気なく左手を見たら、そこに「豊海橋」が見えた。
この橋は梯子を横にしたような形状。これは「フィーレンデール橋(Vierendeel bridge)」と呼ばれる形だ。フィーレンデールは考案した人の名前に由来。橋というと、アーチ橋や吊り橋を見慣れた目に新鮮な形状だが、実際、日本での建造例は少ない。しかもこの橋は、昭和2年1927年竣工で鋼製フィーレンデール橋の日本で最初のもの。
この橋が位置するのは、日本橋川が隅田川に合流するところ。日本橋川のもっとも下流部で、日本橋川の上流には常盤橋がある。豊海橋は日本橋川を挟んで新川一丁目と日本橋箱崎町とを結んでいる。橋長46m、幅員8mである。
この橋の日本橋箱崎町側のたもとから、永代橋の全景を望むことができ、他方、永代橋から豊海橋を良く眺めることもできる。
平成7年1995年4月に中央区は区民有形文化財に登録。また土木学会では令和4年度2022年度選奨土木遺産に選定している。
アクセス 東京駅丸の内北口から錦糸町行きバスに乗り、「永代橋」で降りて永代橋に向かい最初の交差点の左手。
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