譚璐美『近代中国への旅』2017
白水社2017。本書で著者譚璐美の生い立ちや、人生の一部が明かされる。お父さんの思い出も少し。でもいろいろな人との出会いが本書を彩っている。前編、朱鎔基との出会いがあるし、竹内宏さんが出てくる。いずれも通訳としての仕事を通じての接触のようだが、これらは通訳者として仕事を通しての接触だったようだ。後編、劉少奇夫人だった王光明が最後の床にあったときの面会の様子が語られるほか、大祖父の弟だとして全国政治協商会議副主席だった人物との面会の様子も語られている。著者の『中国共産党を作った