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朱鎔基 1928-

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朱鎔基(1928-)朱鎔基は清華大学出身。朱鎔基は政治家の道を歩むが、大変途中で苦労した。北京大学に進んだ厲以寧(1930-)についてもここで扱う。厲以寧は株式制度の導入で功績。
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#名勝六義園

朱鎔基 株券工作座談会講話 1992/08

在部分省市股票市場試點工作座談會上的講話(1992年8月13日)。載《朱鎔基講話實錄 第一卷》人民出版社2011年,pp.204-213 朱鎔基が証券や金融について、勉強したことが伺われる。注目されるのは、日本の間接金融依存型発展プロセスを学んだことをうかがえる一節である。経済発展における、金融の在り方について、国家の指導者にこのように知識として伝わったことが明らかであるのは、大変めずらしいことではないか(写真は六義園にてヤマアジサイの群生。)。 p.204 鄧小平同志が南

朱鎔基 金融工作"約法三章" 1993/07

1993年7月2日、八届全国人代常任委員会第二次会議は朱鎔基同志の中国人民銀行行長兼任を決定した。7月5日から7日まで国務院は北京で全国金融工作会議を開催し、各地の人民銀行分行行長、専業銀行本店、中国人民保険公司の責任者、国務院関連部門の責任者などが出席した。《金融工作”約法三章”(1993年7月7日)》載《朱鎔基講話錄 第一卷》人民出版社2011年pp.307-316 朱鎔基が金融改革の担い手の先頭にあったことをうかがわせる重要文書である。(写真は六義園) p.307

朱鎔基 金融工作指導監督強化 1999/01

中央が行った省部クラスの主要幹部の金融研究グループに対する講話。加强對金融工作的領導與監督(1999年1月8日)載《朱鎔基講話錄 第三卷》人民出版社2011年pp.204-215, esp.204-209 朱鎔基の言葉は、多くの問題を指摘しながら、しかし指導者としての自信に満ち堂々としていることが大変印象的である(写真は六義園にて。2020年6月8日)。 p.204 一、我が国の現在の金融形勢の基本情況 我が国金融の状況は、二つの言い方にまとめることがで