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このタイトルに納得する人もいれば、納得いかない人もいるでしょう。
今の自分を作ってきたのは、親などの家族関係や友人関係、会社内外の人間関係、趣味などだという人もいるでしょう。

わかる

確かに

それはそれで一理ある

でも今回僕が言いたいのは、タイトル通り
「発した言葉が自分を作っている」ということにつきます。


人間の脳は、自分が発した言葉を正当化しようとし、理由を探しまくります。人間の持つ生存本能の一つです。

だって自分を否定しようとばかりしてたら壊れます。間違いなく。
そんなことしてると最悪の結果を招きかねません。

そうならないように、脳は自分を正当化し生存し続けるために働いてます。

例えば、「あの仕事が取れなかったのはライバル企業が強すぎたからしょうがない」という言葉。「仕事が取れなかった」という事実があり、それをライバル企業のせいにしている言葉です。仕事が取れなかったのは事前準備が足りなかったのかもしれません。マーケティングが足りなかったのかもしれません。商談でのコミュニケーション力が不足していたのかもしれません。分析すれば原因はいくつかあるはずですが、脳は守るための理由を探し、「ライバル企業が強すぎた」という理由にしたんですね。

「運が悪かった」
これもよくある自分を正当化する言葉。確かにタイミングが良くなかったかもしれません。それをやった日時はベストだったのか?事前準備は足りてたのか?考えれば防げる要素はあったのではないでしょうか?

「早起きできないのは仕事で疲れているから」
朝に何かやろうと思っても、なかなか起きれないことがあります。それを仕事のせいにしてしまう。これもあるあるです。みんな仕事をして疲れています。あなただけ疲れている訳じゃない。ゲームをしたり、漫画を読んだりして時間を浪費してないのか?日中の仕事をもっと効率よく回して、勤務時間を短縮できないのか?仕事に人を巻き込んで自分の負担を減らせないのか?スキマ時間を使えないのか?たくさんやることはあるはずですが、脳は「疲れている」という理由を作って正当化します。

人は自分の行動を正当化するために理由を探します。ちょうど理由を探し出して安心します。

高校受験の時、受かる可能性がちょっと低い高校を受験せず、安全牌の学校を選んだことはありませんか?そしてその選択を正当化するため、「無理して受験して落ちなくて良かった」「受かってたら通学するのが大変だった」とか言ったりしませんでした?

本当は受験して行ってみたかった高校なのに、受けなかったことを後悔する気持ちを隠すため、受けなかった行為を正当化しているんです。

結局のところ、あなたが言ったことはほとんどが正当化され、今のあなたが作られました。行きたかった高校を受験しなかったことで後悔し、「もっと勉強すれば良かった」「後悔しないように大学受験までにはたくさん勉強する!」と言っていれば、たくさん勉強して違う大学に進学していたかもしれません。言った言葉によってあなたの人生は変わっていったんです。

発した言葉は「言霊(ことだま)」とも言われます。それを大事にしてください。考えて発してください。なぜなら発した言葉が否応なくあなたを作っていってしまうのですから・・・


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