【毎週ショートショートnote】アナログ巌流島
あまり知られていないが、実は巌流島の決闘は現代でも毎年行われている。
さすがに殺し合いではなく、宮本武蔵の子孫と佐々木小次郎の子孫が日頃鍛錬した技を競い合う場となっていた。
その方法は、時代を反映してか、主に格闘ゲームを使ったリモートでの「デジタル巌流島」で行われるのだが、剣技が廃れないよう、3年に1回、「アナログ巌流島」と称して巌流島で剣道対決を行なっている。
今年はその「アナログ巌流島」の年なのだが……。
小次郎サイド:
令和版燕返しがついに完成した!
武蔵め、首を洗って待っていろ!!
武蔵サイド:
面倒くさいなぁ、アナログ巌流島……。
小次郎はいいよな、地元だから。こっちは巌流島まで移動せんといかんから旅費も馬鹿にならんし。
あれ、何時に出るんやっけ?検索しよ。
ゲッ!ここから10時間以上かかるやん!
また小次郎の「遅いぞ武蔵」聞かなあかんの?
めっちゃ腹立ってきた!!
かくして怒り狂った武蔵に小次郎は毎回打ち倒されるのであった。
(410文字)
※こちらの企画に参加させていただきました。
今回は本当に難しくてパスしようかと思いました^_^
半分くらい説明の文章になっちゃって、反省🙇
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